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2024年

医師のためのブログ・ホームページのはじめかた

私(管理人)はこの「医學事始」https://igakukotohajime.com/という医学ブログ・ホームページを始めて約5年が経ちます。ホームページを始めた当時は特定のサイトを模範として設定した訳ではなく、とりあえず自分の好きなように、そしてやりやすいようにホームページを構築・運営してきました。 その過程で分かった医学ブログ・ホームページの素晴らしいメリットや試行錯誤しながら運営するにあたっ […]

intravenous antiseizure medication trials

”いわゆる”ベンゾジアゼピンチャレンジについてです。本日ICUでK先生、O先生と話しているとき「そもそもベンゾジアゼピンチャレンジという言葉って正確なのか?」という話が挙がり、こちらの文献を教えていただき読みました(PubMedで”benzodiazepine challenge”と入力すると10件しかヒットしません, “benzodiazepine trial […]

村上春樹・川上未映子 春のみみずく朗読会 2024年3月1日(金)@早稲田大学 大隈講堂

ずっとこの日を楽しみに待っていました。村上春樹さん、川上未映子さんというお二方とも私が大好きな小説家の方が朗読会を開催されるという情報を得て、まっさきにチケットを手に入れました。元々村上春樹さんと川上未映子さんは対談集(こちら)も出されており親交が深く、5年前にも朗読会を開催されていらっしゃいます。 村上春樹さん、川上未映子さんがそれぞれ今回の朗読会のために未発表の新作短編小説を書かれて、それをご […]

はじめてのクラシック音楽

クラシック音楽というと、格調高くて古典的で貴族的で退屈で冗長で面白くないというイメージがあるかもしれません。エド・シーランみたいに助走なしですぐに本番という感じの曲ではないと、まどろっこしく思われてしまい敬遠されがちです。 私は元々サークルはオーケストラに属しており、クラシック音楽を恐らく平均よりは多く聴いていると思います。そこで、ここではクラシック音楽をほとんど聴いたことがない方にも、クラシック […]

神経ベーチェット病 Neuro-Behcet’s disease

一般論・前提知識 ベーチェット病一般・①再発性口内アフタ性潰瘍,②皮膚症状,③外陰部潰瘍,④眼病変を主症状とする症候群・トルコの皮膚科医Behcet先生が1937年に3例報告が端緒→神経ベーチェット病は1941年に最初の報告、名前は1954年から・HLA-B51との相関関係が指摘・Silk rodのアジア圏に疫学上多い・好中球主体の炎症・血管炎が主病態 *特異的な自己抗体や自己抗原反応性T細胞は存 […]

線条体脳炎 striatal encephalitis

・review articleがないため、調べた内容を継ぎ足していきまとめていきます。・解剖:線条体=尾状核+被殻 鑑別 ・NPSLE:調べた限りで最も報告が多い 7%が基底核病変を呈する Arthritis Rheum 2011;63:722–32・LGI1・NMDAR 全体の約8%が呈する Lancet Neurol 2008;7:1091–98・CV2/CRMP5 *傍腫瘍性神経症候群(肺小 […]

Autoimmune/inflammatory syndrome induced by adjuvants (ASIA)

体内異物がadjuvantとなり異常な免疫反応が生じる病態です。豊胸術で使用するシリコン乳房インプラントで生じることがあり先日考慮する必要がある例があったため調べた内容をまとめます。今まで豊胸術の病歴は全く確認していなかったですが(患者さんも自ら話してくれるものではないですが・・・)、こういう病態があることを知るときちんと確認する必要があるなと感じました(ただまた同時に因果関係の証明が難しい領域だ […]

椎骨動脈と脊髄梗塞

先日椎骨動脈閉塞からの脊髄梗塞の症例を経験しました。左椎骨動脈閉塞があり、左小脳梗塞+椎体高位C3からの脊髄灰白質に両側性T2強調像高信号病変を呈している症例でした。脊髄梗塞の全体像に関してはこちらにまとめているためご参照ください。 背景知識 ・脊髄梗塞の最も好発部位は胸髄領域・脊髄梗塞の原因の4-10%は椎骨動脈解離と報告されている(最も多い原因は大動脈手術)・脊髄の血管支配:①中心部(灰白質) […]

髄液細胞数正常の単純ヘルペス脳炎

髄液細胞数が正常(細胞数 2/μL)の単純ヘルペス脳炎を初めて経験しました。高齢者ではありますが、免疫抑制剤使用や化学療法などはない方です。調べた内容を簡単にまとめます。報告は1例を除いて全て免疫陽性例です。 2例の症例報告 Hebant B, Miret N, Bouwyn JP, Delafosse E, Lefaucheur R. Absence of Pleocytosis in Cere […]

脳梗塞後の外科手術 周術期リスク

前提知識 「非心臓+非中枢神経」外科手術の周術期脳卒中発症リスク 0.1-1.0%と報告・脳卒中の内訳はほとんどが虚血性(出血性<5%)・想定される機序:灌流低下(背景に大血管狭窄がある),貧血による組織低酸素、塞栓、脂肪塞栓、炎症による凝固能亢進、血管内皮障害、抗血栓薬中止など*基礎:発症3か月以内は脳のautoregulationが障害されている Stroke.2010;41(11):2 […]