注目キーワード
CATEGORY

てんかん

Eating epilepsy

“Eating epilepsy”は反射てんかん(reflex epilepsy)の1つで、食べることによって誘発されるてんかんです。極めて特徴的な病歴で先日初めて診療しましたが、勉強した内容を少しずつまとめます。なぜかスリランカからの報告がとても多いのですが、これは食文化などと関係があるのでしょうか?? ■Systematic review Seizure: Europe […]

非外傷性脳出血患者への急性期予防的抗てんかん薬投与 “PEACH” trial

ずっと気になるテーマであった臨床試験がついに発表されざわざわしています(私だけ・・・?)。脳血管障害患者で急性期に抗てんかん薬を予防的に投与することに意味があるのか?というRCTはこれまで存在せず、ガイドラインでも推奨するに根拠が薄いとされてきたためとても重要なテーマです。”PEACH (Prevention of Epileptic seizures at the Acute pha […]

発作(seizure)の誘因となる薬剤

ここではてんかん患者さんにおいて発作(seizure)の誘因となる(閾値を下げる)薬剤を文献から調べまとめます。発作(seizure)へのアプローチで「発作の誘因があるか?」は最も重要なポイント点です。誘因があればまずは誘因を除外して抗てんかん薬は増量または導入しない選択肢をとりますし、「誘因がない」場合は抗てんかん薬を増量または導入する選択肢を考慮します。この誘因の原因として「薬剤」は常に注意が […]

Critical Care EEG Terminology: ACNS 2021

新しい施設は持続脳波検査を積極的に行うことが出来るため日々勉強させていただいております。このcritical care EEGの領域は実際にどれだけ経験したか?勉強したか?がとても重要な分野です。脳波は従来言葉の使い方も人によって違って訳わからない・・・と思われてきましたが近年用語の整理がすすみとても分かりやすくなっています。全てを訳すだけだとDeepLの方が圧倒的に優れているので、重要なポイント […]

イラストで理解する「てんかん重積」

この記事は初学者向けにてんかん重積のイメージをつかみやすくするため比喩とイラストを用いて解説したものになります。よく「てんかん重積」は「火事」に例えられます。この例えは様々な書籍でされており私の新規性は一切ありません。唯一イラストは私が自分でいそいそと書いた独自のものです。理解の参考になりましたら幸いです。この記事では以下の例えを使用し、対応関係を先に記載しておきます。 ・家=脳・火事=てんかん重 […]

青年期てんかん

JMEは神経内科医はよく診療すると思います。その他のより若年のてんかんに関しては私はあまり経験がないのですが、”transition”の関係で外来での勉強が必須となってきており、教科書的内容をまとめています。ポイントをご存じの方がいらっしゃりましたら是非ご教授いただきたいです。 発症年齢と特発性全般てんかん 小児欠神てんかん CAE: childhood absence e […]

発作(seizure)と髄液所見

ここは臨床現場でたびたびきになるポイントです。結論を申し上げると「発作後(postictal)の髄液細胞数上昇はまれであり、髄液細胞数上昇を認める場合はその原因を検索するべき!」になるかと思います。 文献 ■発作と髄液所見の検討 Epilepsy Research 2015;114:23 方法:後ろ向き単施設 319例 *中枢神経感染症は除外患者背景:年齢中央値59歳(14-97歳)原因:原因不明 […]

脳室周囲異所性灰白質 periventricular heterotopia

病態 ・遺伝子 ・発生の過程で脳室周囲(側脳室)の神経細胞が皮質に遊走されずに同部位にとどまる場合をperiventricular heterotpiaと表現する. ・Filamin A(FLNA)(遺伝形式 X-linked dominant, 臨床像:知的発達障害なくてんかん合併・女性がほとんどで男性は致死的)*point mutations, deletionsいずれもあり(後者が多い) N […]

PNES: psychogenic non-epileptic seizures 心因性非てんかん性発作

PNESはややハザマの分野になってしまい、上手くmanagementすることが極めて難しい病態です。先日も難渋する症例があり改めてまとめます。 背景・病態 ・まず「本人は決してわざと行っている訳ではなく、患者さん自身は困っている」という点がポイントです。この点で詐病(意図的に病気を演じている)とは全くなる点に注意が必要です。かつては「偽発作(pseudoseizure)」という言葉がありましたが、 […]

抗てんかん薬 治療効果判定

抗てんかん薬の目標は「発作ゼロ」を目指すことです。抗てんかん薬を始めたはいいものの、何をもって「抗てんかん薬の効果がある/なしと判断するか?」という治療効果判定に関して関してまとめていきます。 慢性期(外来患者さん・抗てんかん薬の調整) ■治療効果判定 ポイント1:最も重要な指標は臨床的な「発作」が減少しているかどうか?・コントロールの指標は「臨床的な発作頻度」>>>「脳波所見」・「抗てんかん薬血 […]