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てんかん

青年期てんかん

JMEは神経内科医はよく診療すると思います。その他のより若年のてんかんに関しては私はあまり経験がないのですが、”transition”の関係で外来での勉強が必須となってきており、教科書的内容をまとめています。ポイントをご存じの方がいらっしゃりましたら是非ご教授いただきたいです。 発症年齢と特発性全般てんかん 小児欠神てんかん CAE: childhood absence e […]

発作(seizure)と髄液所見

ここは臨床現場でたびたびきになるポイントです。結論を申し上げると「発作後(postictal)の髄液細胞数上昇はまれであり、髄液細胞数上昇を認める場合はその原因を検索するべき!」になるかと思います。 文献 ■発作と髄液所見の検討 Epilepsy Research 2015;114:23 方法:後ろ向き単施設 319例 *中枢神経感染症は除外患者背景:年齢中央値59歳(14-97歳)原因:原因不明 […]

脳室周囲異所性灰白質 periventricular heterotopia

病態 ・遺伝子 ・発生の過程で脳室周囲(側脳室)の神経細胞が皮質に遊走されずに同部位にとどまる場合をperiventricular heterotpiaと表現する. ・Filamin A(FLNA)(遺伝形式 X-linked dominant, 臨床像:知的発達障害なくてんかん合併・女性がほとんどで男性は致死的)*point mutations, deletionsいずれもあり(後者が多い) N […]

PNES: psychogenic non-epileptic seizures 心因性非てんかん性発作

PNESはややハザマの分野になってしまい、上手くmanagementすることが極めて難しい病態です。先日も難渋する症例があり改めてまとめます。 背景・病態 ・まず「本人は決してわざと行っている訳ではなく、患者さん自身は困っている」という点がポイントです。この点で詐病(意図的に病気を演じている)とは全くなる点に注意が必要です。かつては「偽発作(pseudoseizure)」という言葉がありましたが、 […]

抗てんかん薬 治療効果判定

抗てんかん薬の目標は「発作ゼロ」を目指すことです。抗てんかん薬を始めたはいいものの、何をもって「抗てんかん薬の効果がある/なしと判断するか?」という治療効果判定に関して関してまとめていきます。 慢性期(外来患者さん・抗てんかん薬の調整) ■治療効果判定 ポイント1:最も重要な指標は臨床的な「発作」が減少しているかどうか?・コントロールの指標は「臨床的な発作頻度」>>>「脳波所見」・「抗てんかん薬血 […]

非専門医のための脳波検査

脳波検査の解釈を非専門医が習得する必要は全くありません。ただ、「いつ脳波検査を依頼するべきか?」は非専門医であったとしても十分に分かっていた方が望ましいと思います。今回はそういった基本的内容に関してまとめていきたいと思います。脳波検査の電極やアーチファクト、解釈などに関してはこちらをご参照ください。 脳波検査で分かること・分からないこと ・一般的に「検査について知っている」とは「その検査によって何 […]

発作(Seizure)の臨床像

てんかんの臨床像を把握することは病歴聴取上極めて重要です。病歴聴取が不十分なまま脳波検査に突入しても迷宮入りしてしまうためまずは代表的な臨床像を知識として把握しておく必要があります。てんかんは「前提知識がないとそもそも何を問診すればよいか分からない」という事態に陥りがちなので重要です。これもまだ未完成なのですが適宜追記していきます。 発作型の分類 ILAE てんかん分類系統2017 てんかんの診断 […]

初回の非誘発性発作(unprovoked seizure)へのアプローチ

簡単におさらいすると「てんかん(epilepsy)」は病名で、「発作(seizure)」は脳細胞の異常興奮に由来する症状(総称)です。発作の中に「痙攣(convulsion)」を呈するものも「非痙攣性(non-convulsive)」のものもあります。そしてこの発作が中毒や脳出血急性期などの誘因があるものを「急性症候性発作(acute symptomatic seizure)」と、誘因がない「非誘 […]

抗てんかん薬 総論

抗てんかん薬の各薬剤に関しては今まで多く紹介してきましたが、ここでは総論に関してまとめたいと思います。 抗てんかん薬の原則 1:抗てんかん薬単剤での治療を目指す・シンプルな処方を極力目指しますのが原則です。多剤になってくると「何が効いていて、何が効いていないか?」がわからなくなってきて副作用などとの泥沼の戦いになってしまいます。そういった事態を少しでも避けるために最初から出来るだけシンプルな処方で […]

カルバマゼピン CBZ: carbamazepine

薬剤の特徴 商品名:テグレトール 作用機序:Na受容体阻害 適応:部分発作*全般発作に対しては効果なし*ミオクローヌスは増悪させてしまう場合がある点に注意 代謝:肝臓CYP3A4半減期:投与36時間(初めの1か月程度)*反復投与(自己誘導後)16-24時間  TDM7-14日後GradeA血中濃度:4-12μg/ml 製剤:錠剤(100mg,200mg/錠)、細粒 *点滴製剤なし剤形:錠剤、細粒  […]