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てんかん

てんかん発作と不整脈

てんかん発作と不整脈の関係に関して調べます。意外と心室頻拍などの心室性不整脈に関しては情報がまだ得られていません。ほとんどがasystoleに関してですね。*参考文献:Neurol Neurosurg Psychiatry 2016;87:69–74. 内訳:ictal asystole 103例, postictal asystole 13例, ictal bradycardia 25例, ic […]

脳腫瘍とseizure

単癌患者の約13%がseizureを経験するとされています。腫瘍関連ではそもそも原発性脳腫瘍、脳転移、その他治療の副作用(放射線治療や手術)、傍腫瘍神経症候群、合併する感染症や血管障害などによりseizureが生じる場合があります。特にseizureが脳腫瘍を発見する契機になる場合もしばしばあるため注意が必要です。高齢者てんかんの3大原因のうちの1つでもあるので(①脳血管障害、②アルツハイマー型認 […]

アルツハイマー型認知症と「てんかん」

両者の関係性に関して論文が発表された順番に紹介していきたいと思います。 ■マウスでのAPP導入による脳波の検討 Neuron. 2007 Sep 6;55(5):697-711. ・どのようにてんかん原性を獲得するか?:Aβ→神経細胞の異常興奮→てんかん発作・なぜ認知機能が悪化するか?:神経細胞の過剰興奮により代償性抑制メカニズムの発動→神経回路network機能不全→認知症の悪化 ■アルツハイマ […]

焦点てんかん

側頭葉てんかん TLE(temporal lobe epilepsy) 内側側頭葉てんかん MTLE 焦点てんかんの原因として最多 背景:海馬硬化症が代表的・IPI(initial precipitating injury)(熱性けいれん重積・外傷・低酸素脳症・中枢神経感染症など)を乳幼児期に既往が多い→6か月~30年の潜伏期間を経てFIAS初発 *発症年齢はほとんどが20歳未満(平均10歳)臨床 […]

てんかんと睡眠障害

以下の内容は素晴らしいてんかん患者さんの睡眠障害review Epilepsy Behav 2021 Oct 4;124:108341. を参照にして記載させていただいております。 てんかんと睡眠障害 ・睡眠障害は健常人と比較して約2倍多い *参考文献:Sleep Med Rev 2011;15:357–68.・てんかん患者の約1/3が睡眠障害を訴える 成人てんかん患者では~50%で不眠 […]

睡眠関連てんかん

睡眠関連てんかんについて勉強した内容をまとめていきます。 Sleep-related hypermotor epilepsy: SHE 睡眠関連運動亢進てんかん 旧名: nocturnal frontal lobe epilepsy(NFLE) 夜間前頭葉てんかん 1981年名称の変更 理由1:夜間という時間帯ではなく睡眠が関係している点、理由2:前頭葉以外を起源とする場合もある点、理由3:運動症 […]

SUDEP: sudden unexpected death in epilepsy

てんかんにおいて大事なテーマです。非外傷性で溺水でもない突然の予期しない死亡で剖検でも器質的な原因が指摘できないものです。 ・てんかん患者は健常者と比べて早死するリスクが2~3倍あり、突然死のリスクは25倍前後と報告・てんかん自体に関連した死亡:SUDEP・てんかん重積状態・溺水・自動車事故・転倒などの事故・自殺などが指摘あり・21~50歳のてんかん患者死亡:SUDEPが20%以上を占める・SUD […]

Eating epilepsy

“Eating epilepsy”は反射てんかん(reflex epilepsy)の1つで、食べることによって誘発されるてんかんです。極めて特徴的な病歴で先日初めて診療しましたが、勉強した内容を少しずつまとめます。なぜかスリランカからの報告がとても多いのですが、これは食文化などと関係があるのでしょうか?? ■Systematic review Seizure: Europe […]

非外傷性脳出血患者への急性期予防的抗てんかん薬投与 “PEACH” trial

ずっと気になるテーマであった臨床試験がついに発表されざわざわしています(私だけ・・・?)。脳血管障害患者で急性期に抗てんかん薬を予防的に投与することに意味があるのか?というRCTはこれまで存在せず、ガイドラインでも推奨するに根拠が薄いとされてきたためとても重要なテーマです。”PEACH (Prevention of Epileptic seizures at the Acute pha […]

発作(seizure)の誘因となる薬剤

ここではてんかん患者さんにおいて発作(seizure)の誘因となる(閾値を下げる)薬剤を文献から調べまとめます。発作(seizure)へのアプローチで「発作の誘因があるか?」は最も重要なポイント点です。誘因があればまずは誘因を除外して抗てんかん薬は増量または導入しない選択肢をとりますし、「誘因がない」場合は抗てんかん薬を増量または導入する選択肢を考慮します。この誘因の原因として「薬剤」は常に注意が […]