経腸栄養

今回はアンケートにお答えして「経腸栄養」に関してまとめます。栄養は「こうしないといけない」という決まりがなく(栄養剤を比較してハードアウトカムに差が生じることはまずない)、その分「じゃあ結局どうすればよいの?」となりやすい分野と思います。施設によってやり方やローカルルールが多々あるためますます混乱を招きやすいですが、私は大まかな原則に則ってあとはゆるく許容するスタイルで良いのではないかと考えています(つまり「絶対この栄養剤を使って」という様な指導はするべきではないと個人的には思います)。今回私のよく行う具体例を紹介しますが、あくまで一例なのでご参考までに。 read more

高尿酸血症 hyperuricemia

1:尿酸の生理学

ヌクレオチドの産生経路は新規に作る経路(de novo経路)とプリン体を再利用する経路(サルベージ経路)の2種類があります。これらが代謝されると、キサンチンがキサンチンオキシダーゼにより最終的に尿酸となります。尿酸の産生は肝臓で行われており、1日約700mg/日産生されています。 read more

スタチン Statin

脂質異常症の治療薬として確固たる地位を築いたスタチンに関してまとめます。ここではスタチンの薬理作用、特徴に関してまとめるため、脂質異常症での薬剤治療適応に関してはこちらをご参照ください。 read more

脂質異常症 薬剤治療適応

ここでは脂質異常症に対しての介入方法をまとめます。海外のガイドラインは日に日にややこしさを増していて、また日本との相違点もあるため解釈が難しいところもあるので、細かいことにとらわれすぎず大枠をとらえることが重要と思い解説します。 read more

高TG血症とフィブラート製剤

高TG血症は何が問題なのか?

高TG血症(hypertriglyceridemia:高トリグリセリド血症)は患者さんの~10%程度に認めるとされ、日常診療で患者さんのお薬手帳をみるとフィブラート製剤が入っていることがよくあります。しかし、本当にこれらの薬剤が必要なのか?そもそも高TG血症は何が問題なのか?を疑問に思い勉強した内容をまとめます。以下のほとんどをEuropean Heart Journal (2020) 41, 99–109より参照させていただきました。 read more

ニコチン酸

今回はあえて処方するべきではない薬の紹介をします。患者さんのお薬手帳を見るとこの薬剤(ユベラ®)を内服している患者さんがかなり多く、本当に必要なのか疑問に思いポリファーマシー対策として勉強しました。 read more

PCSK9阻害薬

1:生理・作用機序

PCSK9は”Proprotein Convertase Subtilisin/Kexin type9″の略で、2003年に発見され、フランスの家族性高コレステロール血症患者がPCSK9を過剰発現していることが分かり脂質異常症におけるターゲットとして注目されるようになりました。 read more

SU剤 スルホニル尿素薬

■作用機序

膵臓β細胞のKATPチャネルに作用し、Kの細胞外への流出を阻害することで、細胞膜が脱分極し、電位依存性カルシウムチャネルが開口しCaイオンが細胞内に流入することでインスリンを分泌する薬剤です。 read more