DPP4阻害薬

■作用機序

インクレチンの分解酵素である、DPP4を阻害することで、インクレチン受容体への作用を増強し、膵臓β細胞からのインスリン分泌を促進する機序です。インクレチンは腸管に食事がくると消化管から分泌されることから、血糖値依存的にインスリン分泌を促進するため、低血糖リスクが低く、また食後高血糖に効果があります。 read more

DKA :diabetic ketoacidosis

1:DKAに関して

■高血糖緊急症

高血糖緊急症はDKA(diabetic ketoacidosis:糖尿病性ケトアシドーシス)とHHS(hyperosmolar hyperglycemic syndrome: 高血糖高浸透圧症候群)が挙げられます(下図にそれぞれの特徴を簡単に記載しました)。総合内科をやっていると、よく「血糖値が700mg/dLで高血糖緊急症です」とコンサルトがきますが、これは間違いです。DKAであればインスリン枯渇による細胞内飢餓を反映したケトアシドーシスが病態ですし、HHSは血漿浸透圧が高浸透圧でそれによる神経症状がおこることが病態です。ただ高血糖なだけでケトアシドーシスも高浸透圧もない場合は緊急での介入は必要ありません。結構間違えている場合が多いため注意です。 read more

骨粗鬆症 osteoporosis

1:骨代謝の生理

骨代謝は骨芽細胞(osteoblast)による骨形成と、破骨細胞(osteoclast)による骨吸収による平衡関係で成立しています。この関係を調節するホルモンはPTH(parathyroid hormone)です。PTHは破骨細胞に直接作用するのではなく、その手前の段階に作用します。 read more

Vitamin B12欠乏

0:代謝・生理

VitaminB12(別名 cobalamin:コバラミン)は微生物が産生し、私たち人間は動物性食品から摂取しています。肝臓、青魚(サンマ)、貝類(アサリ)、卵、乳製品などに多く含まれ、植物性食品(海苔を除く)にはほとんど含まれていません(このためvegetarian, veganの方々でも欠乏が問題となります)。 read more