難病医療費助成制度
指定難病の医療費助成の対象 以下AまたはBが医療費助成の対象A. 重症度を満たす場合(以下条件1+2いずれも満たす場合)B. 軽症かつ高額(以下条件1のみを満たす場合=重症度を満たさない):月ごとの医療費総額が33,330円を超える月が年間3月以上ある場合*ここでの医療費総額とは実際に窓口で支払う額ではなく、10割分です(加入している医療保険が負担する分も含む)。つまり3割負担の方は、33,330 […]
指定難病の医療費助成の対象 以下AまたはBが医療費助成の対象A. 重症度を満たす場合(以下条件1+2いずれも満たす場合)B. 軽症かつ高額(以下条件1のみを満たす場合=重症度を満たさない):月ごとの医療費総額が33,330円を超える月が年間3月以上ある場合*ここでの医療費総額とは実際に窓口で支払う額ではなく、10割分です(加入している医療保険が負担する分も含む)。つまり3割負担の方は、33,330 […]
昨年も「医學事始」をご覧になっていただき大変ありがとうございました。2024年は色々なところで勉強会の講師やレクチャーをさせていただきましたが、その都度ブログ「医學事始」と本(「レジデントのための神経診療」と「内科診療ことはじめ」の威力に驚きました。「ブログいつも読んで勉強しています!」、「レジデントのための神経診療とっても良くてみんなに宣伝してます!」など、励みになるコメントや応援を沢山いただき […]
てんかん重積の予後評価に関する文献をまとめます。少し古いですがこちらの文献を中心に(”Prognostic scores in status epilepticus—a critical appraisal” Epilepsia. 2018;59(S2):170–175.)元文献を調べてまとめました。 Scoring 代表的なスコアはSTESS, EMSE, mSTESS, […]
救急病院で勤務していると「高齢者の突然発症のfocal neurological signととれるか微妙でTIAなのか?」という例は多々あります。病歴を徹底的に詰めても、どうしても何とも言えないというケースは多々あります。そこでの実臨床に沿った概念として”non-consensus TIA”というものがあり、論文を紹介します。 文献:”Diagnosis of […]
鑑別 虚血:低酸素脳症代謝:肝性脳症、メープルシロップ尿症、メチルマロン酸血症、Wilson病中毒:CO中毒(淡蒼球が選択的に障害される代表的原因病態)、Cyanide中毒遺伝性:Neurofibromatosis Type 1、Leigh脳症、Fahr病、NBIA、PKAN、Wilson病 下図は中毒での特徴的な画像所見の一覧で、Radiographics. 2019 Oct;39(6):167 […]
鑑別 血管障害:precentral knob areaの梗塞など(梗塞範囲が広くなると血管支配領域から皮質下白質を含むので皮質に限局することは解剖学的にありえない) てんかん重積後:大脳皮質+視床枕の信号変化が特徴的 CJD:DWI>FLAIR像信号変化、尾状核の信号変化(尾状核>被殻後方)が特徴的 感染:単純ヘルペス脳炎は辺縁系(側頭葉前方~帯状回~島皮質)を主体に左右非対称性に拡散制限病変を […]
スティーブン・キングStephen Kingは現代最も有名なホラー小説家で、映画化されている作品も多く、「グリーンマイル」や「シャイニング」など観たことがある方も多いかと思います。 私はホラーは苦手なジャンルなのですが、スティーブンキングの作品は例外的に好きです。おそらくグロテスクな描写が少なく、表現される内容が「場の恐怖」、「静の恐怖」だからかもしれないです。そんなこんなでスティーブンキングの文 […]
先日「内包膝 caspular genu」の梗塞で自発性低下のみを呈した(四肢麻痺などなし)方がいらっしゃいました?(自験例で初めてです)内包膝について見識が乏しく、内包膝病変ではたして自発性落ちるのか?と調べ同様の症例が複数報告されており勉強になりました。 ちなみに尾状核梗塞による無為(abulia)はこちらにまとめがありますのでご参照ください。 解剖 内包膝:視床と大脳皮質をつなぐ神経線維が通 […]
目的:①聴力評価+②難聴が感音性か?(骨導)、伝音性か?(気導)を評価する*前提条件として意識障害がなく検査に協力的であることが必要→ABR(こちら)は検査協力がなくとも実施評価可能である*診察上伝音声難聴か?感音性難聴か?を鑑別する方法はこちらを参照 *オージオグラム(audiogram):聴力検査の結果の表、オージオメトリー(audiometry):調べるための機械 横軸:周波数(右に行くほど […]
街を歩いていると金木犀の香りを感じ、肌寒く上着を羽織る機会も増えてきました。マラソンシーズンの到来です。私は昨年からハーフマラソンをちょこちょこ走るようになった”ひよっこランナー”ですが、この時期になると少しテンションが上がります。普段走っている隅田川沿いにも、夏には姿を潜めていたランナーが急に増え川沿いが賑やかになります。 本日2024年10月20日は3回目の開催をむかえる東京レガシーハーフマラ […]