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神経画像

MIBG心筋シンチ

原理 ■核種:123I meta-iodobenzylguanidine(MIBG)はノルアドレナリンの生理的アナログで、交感神経終末でノルアドレナリンと同じように貯蔵、放出される物質です。このMIBGの心臓への集積を評価することで、心臓へ分布する交感神経の節後線維の評価目的に使用します。*交感神経節後線維の評価は心臓がMIBG, 皮膚がQSART, 末梢血液がNoradrenaline基礎値とい […]

てんかん重積とMRI所見の対応

今までてんかん重積(periictalとpostictalを含みます)と頭部MRI画像検査の対応関係に関しては耳学問のみできちんと調べられていなかったため勉強した内容をまとめます。ここではてんかんの原因となるMRI画像所見(例えば異所性灰白質など)に関しては扱いませんのでご容赦ください。まず先に結論である「ポイント・まとめ」を提示します。 ポイント・まとめ ・大脳皮質、視床枕、海馬などがてんかん重 […]

脳梁病変

脳梁の解剖 ・脳梁(のうりょう: corpus callosum)は左右大脳半球を連絡する最大(約2億本)の繊維束(白質)です。その他左右の大脳半球を連絡する交通線維は前交連、海馬交連が存在します。 ・膨大部:PCAからの血流支配・膨大部以外:ACAからの血流支配 脳梁障害による神経症候 ■左半球機能の伝導障害:言語処理を左半球で行う際に右半球からの情報が脳梁障害により左半球に伝達されないと生じる […]

初学者のための頭部画像

脳の解剖と血管支配 主要な解剖構造 解剖と神経学的症候の対応関係 血管支配 主要血管(MRA)1.前方循環:内頚動脈-前大脳動脈-中大脳動脈2.後方循環:椎骨動脈-脳底動脈-後大脳動脈 *MRAでは主幹動脈と一部皮質枝のみ描出され、穿通枝は描出されない。*描出される血管の内、椎骨動脈は唯一生理的に左右差がありうる点に注意(片側の椎骨動脈が細いことがすぐに血管狭窄を意味する訳ではない)。 大脳・基底 […]

両側視床病変 bilateral thalamic lesions

今回は画像の話です。両側視床に病変を認める場合ケースは往々にして遭遇します。ここでは鑑別疾患をまとめさせていただきます。 通常脳の左右対称の疾患では代謝性・中毒を考慮しますが、視床に関しては血管障害・腫瘍も両側性を呈する場合があるため鑑別が多岐にわたり、画像所見のみから鑑別をすすめるのは難しいです。このため実臨床では臨床情報からの鑑別も非常に重要です。 鑑別まとめ ・腫瘍 glioma(PBTG: […]

硬膜病変へのアプローチ

硬膜の解剖 硬膜は頭蓋骨とくも膜に接している髄膜で、頭蓋骨側の”periosteal layer”とくも膜側の”meningeal layer”の2層から構成されています。通常この2層は接していますが、静脈洞はこの2層の間に位置します。”periosteal layer”は頭蓋骨にとって内側の骨膜の役割を果たし、骨を栄養する血 […]

頭蓋内造影病変の鑑別

ここでは頭蓋内造影病変、特にガドリニウム造影MRI検査による頭蓋内造影病変に関してまとめます(すべての内容をRadioGraphics 2007; 27:525–551より参照・引用させていただきました)。 病態 造影効果は1:血管内造影効果(intravascular enhancement)と2:血管外/間質造影効果(extravascular/intestitial enhancement) […]

白質病変へのアプローチ

白質病変は日常臨床で頭部MRI検査でしょっちゅう認める所見ですが、どれが病的な所見で、どれが非特異的な所見なのか?悩むことも多いです。私の尊敬する放射線科のO先生から非常に分かりやすい論文(Radiología.2012;54(4):321-335 “Hyperintense punctiform images in the white matter: A diagnostic app […]

中小脳脚病変

1:解剖 小脳全体で線維の割合は(入力40:出力1)となっています(出力は上小脳脚)。その中で中小脳脚(MCP: middle cerebellar peduncle)は脳幹と小脳を結ぶ最大の架け橋・求心性線維です。中小脳脚の病変がある側と同側に失調症状をきたします(2回交叉するため同側になる)。同部位に病変をきたす疾患をここではまとめます(全ての内容・図はWorld J Radiol 2015 […]

Cingulate sulcus sign

“Cingulate sulcus sing”は本日チームカンファレンスで後輩の先生から教えてもらったiNPH(正常圧水頭症)で有用な画像所見です(私恥ずかしながらこの所見を知りませんでした・・・)。日本からの報告(Radiat Med (2006) 24:568–572)を掲載させていただきます。 この研究は21人の健常者、10人iNPH、11人AD、5人PSP患者(いず […]