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リンパ腫・腫瘍

IVL intravascular lymphoma 血管内リンパ腫

病態 血管内リンパ腫はほとんどが腫瘍細胞がB細胞起源です。毛細血管内腔にリンパ腫細胞が浸潤、増殖し、大血管を侵襲することは通常ありません。血管外の腫瘤形成や末梢血でのリンパ腫細胞が検出されないため非常に診断が難しいことが特徴です。毛細血管を閉塞することで臓器虚血を引き起こし、障害される臓器としては中枢神経と皮膚が代表ですがどの臓器も浸潤しうるとされています。中枢神経に病変を呈する場合が多いため血液 […]

中枢神経原発悪性リンパ腫 PCNSL:primary CNS lymphoma

以下の内容のほとんどをBritish Journal of Haematology , 2014, 166, 311–325より参照させていただきました。一部未完成なところもあり恐縮ですが、share目的に掲載させていただきます。ここでは診断にfocusを当てまとめます。中枢神経系に影響を与える悪性リンパ腫は1:全身の悪性リンパ腫が中枢神経に浸潤する場合、2:中枢神経のみに発生する場合(全身には病 […]

軟髄膜原発悪性リンパ腫 PLML: primary leptomeningeal lymphoma

primary leptomeningeal lymphoma(PLML):軟髄膜原発悪性リンパ腫は中枢神経実質・全身のリンパ腫がなく、軟髄膜に腫瘍浸潤を認めるものです。PCNSLの7%、脳腫瘍全体のうち<1%, lymphoma全体の0.8%と非常に稀であり、また診断が極めて難しい疾患でもあります(PCNSL一般に関してはこちらをご参照ください)。私はまだ自分で診断出来たことが無いのですが […]