0:病歴は何を教えてくれるのか?
神経変性疾患は血管障害や感染症、自己免疫疾患などと異なりその多くが「緩徐発症」(insidious onset)の疾患です。ここで重要なのは「いつから障害があったのか?」と「どう障害部位が進展してきたのか?」を病歴でつかむことです。突然発症の疾患はその発症起点の把握が容易ですが、緩徐発症の場合は「いつまで大丈夫で、いつから病気が始まっていたのか?」を把握するのが難しくなります。これを把握するためには病歴が何よりも重要になります。
医学を一緒に学ぶ人のために
ここでは血液ガスの適応・検体扱い方などをまとめます。血液ガス検査の解釈・酸塩基平衡の計算方法に関してはこちらをご覧ください。