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読書

「さみしい夜にはペンを持て」 著:古賀史健さん

タイトルと表紙のデザインが素敵なので勢いで購入してみましたが、大正解でした。 海中の世界が舞台になっており、そこの中学校でいじめにあっている”たこ”の「タコジロー」と、タコジローが学校が嫌になってサボってしまい時に出会ったヤドカリの「おじさん」との対話を通じて「書く」ことについて学んでいく本です。著者である古賀さんの有名な「嫌われる勇気」も対話を通じて理解を深めていくスタイルで本書と似ています。 […]

「黄色い家」著:川上未映子さん 個人的Book of the Year 2023

今年私(管理人)が読んで最も面白かった本(個人的Book of the year)を紹介させていただきます。川上未映子さんの「黄色い家」です。既に各方面で話題になっている本なので特別私が感想を述べるまでもないのですが、少しだけあらすじを紹介させていただきます。 主人公はまだ15歳の伊藤花(「花」)で、「花」の一人称で本文は語られます(ところどころ回想的になります)。「花」は途中で家出をして、行く先 […]

「ダンス・ダンス・ダンス」 著:村上春樹

突然ですが、人生で最も大切な本を1冊挙げる場合皆様はどの本を挙げるでしょうか?私の場合それは大学生の時に初めて読んだ「ダンス・ダンス・ダンス」(著:村上春樹)です。事あるたびに自分の背中を押し続けてくれた本で、1年に1回は必ず読むようにしている大切な本です。佐々木マキさんの表紙の絵も素晴らしいです。 この本のあらすじをざっくり説明すると、フリーランスのライター(男性・主人公=僕)が、過去に出会った […]

フィフティ・ピープル 著:チョン・セラン

最近読んだおすすめ小説の紹介です。韓国のとある大病院の周囲で生活する人々の日常にスポットを当てた物語で、登場人物50人(正確にはもう少し多いのですが)それぞれの目線から物語が進んでいく構成になっています。 通常小説はある主人公の人生や時間軸を主体に進むことが多いですが、この作品では主人公を固定せずに様々な人の日常や人生を追いかけていきます。その過程でいろんな人の人生が交叉していき新しい発見や驚きが […]

「沈黙」 著:村上春樹

村上春樹さんの代表的な作品はいずれも長編小説ですが、素晴らしい短編小説作品を沢山だされています。その中でも極めて異質なのがこの「沈黙」という短編小説です。私がこの作品を読んだのは「レキシントンの幽霊」(出版:文春文庫)という短編小説集の中に収めされていたものです。 本の趣味というのはあまりにも人によって違うため、人に本を勧めることに関していつも躊躇いを感じるのですが、この作品は現代人の誰もが一度は […]

RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる  著:David Epstein

最近読んで最も面白かった本です。原題は”Why generalists triumph in a specialized world”で、直訳すると「なぜ専門的な世界でジェネラリストが勝つのか?」となります。スポーツ、音楽、勉学などを含めて幅広い領域で「早期から専門的に集中した教育を行うべきか?」それとも「専門特化せずに時間をかけて幅広い知識を身に付けた方が良いか?」という […]

「ゲンロン戦記」 著:東浩紀さん

著者の東浩紀さんは私(管理人)の出身高校の大先輩にあたる方で、哲学からサブカルチャー、政治まで幅広い分野の論客として活躍されており、著作も沢山ありますが私自身がなかなかそれらのジャンルに馴染みがなく、あまり著作を読むことができていませんでした。そんな著者の作品で「ゲンロン戦記」が読みやすく昨今話題になっているとのことで今回読みました。これは哲学書ではなく筆者が立ち上げた「ゲンロン」というコミュニテ […]

ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 著:千葉 雅也, 山内 朋樹, 読書猿, 瀬下 翔太

この連休中に読んで面白かった本の紹介をさせていただきます。ライティング関係の本は「いかに書くべし」という堅い内容の本が多いですが、この本の面白い点は「書くのって大変だよね・・・」という苦労話や悩みをベースに哲学者さんなどが集まって議論を展開しているところです。この「書くことがつらい・・・」という感覚が切実に伝わってくるため、「プロの方々もつらいんだな・・・」と共感しながら読み進めることが出来ます。 […]

「いやな気分よ、さようなら」 “Feeling Good” 著:David D. Burns

久しぶりにおすすめ本の紹介です。この本は「うつ病」に関する一般の方向けの内容ですが、うつ病だけでなく日常生活で感じる様々な「感情」に対しての深い洞察がされており非常に勉強になる本です。前提知識は必要なく医療従事者が読んでも一般の方が読んでもどちらでも勉強になります。本書のアプローチは極めて論理的で、「我々が無意識に信じ込んでしまっている非論理的な仮説を徹底的にあぶりだして検証する」という作業を繰り […]

「天才はあきらめた」 著:山里亮太さん

私は特別お笑いに詳しい訳ではないのですが、テレビで山里亮太さんのゲストの発言に対する鋭いツッコミやコメントが好きで元々応援していました。本屋さんでご本人のメガネと同じ赤色で大きくかかれたインパクトのあるタイトル・表紙に心惹かれてつい本書を買ってしまいました。個人的にとても面白い本でしたので紹介させていただきます。 本書は山里さんがお笑い芸人になるまで、また現在に至るまでの自叙伝のような形式になって […]