ここではヘルペス系ウイルス感染症(HSV, VZV, CMVで使用するDNAポリメラーゼ阻害薬をまとめます。抗ウイルス薬は種類が多く名前もなんだか似ているためきちんと分類しないと混乱しやすい分野だと思います。インフルエンザウイルス治療薬や肝炎ウイルス治療薬、HIV治療薬に関してはこの記事では扱いませんのでご了承ください。
単純ヘルペス脳炎 HSE: herpes simplex encephalitis
G群連鎖球菌 GGS: Group G Streptococcus
肺炎 Pneumonia
免疫不全と感染症
発熱性好中球減少 FN: febrile neutropenia
悪性腫瘍を扱っていない医師でも救急外来で対応しなければいけないのが発熱性好中球減少です。私自身も経験が多い訳ではないため、この記事ではIDSAのガイドラインに沿ってそのまままとめさせていただきます(参考文献:”Clinical Practice Guideline for the Use of Antimicrobial Agents in Neutropenic Patients with Cancer: 2010 Update by the Infectious Diseases Society of America” Clinical Infectious Diseases 2011;52(4):e56–e93)。
サルモネラ感染症
発熱へのアプローチ:救急外来version
救急外来での発熱の鑑別は無数にあり、体系的なアプローチを持っていないとただ漠然と身体所見をとったり、肺炎と尿路感染症ばっかりを考えてしまうことになりかねません。ここでは普段私が救急外来で研修医の先生方と話している発熱へのアプローチを紹介させていただきます。(ちなみに入院患者さんでの発熱へのアプローチはこちらもご参照ください)