尺骨神経 Ulnar nerve

解剖

尺骨神経は「上腕骨内側→上腕骨内側上顆の後面:尺骨神経溝→尺骨手根屈筋の形成する弓状靭帯(Osborne靭帯)をもぐる→尺側手根屈筋の上腕頭と尺骨頭の間→尺側手根屈筋と浅指屈筋との間→Guyon管→手」という走行をたどります。Guyon管より近位では尺側手根屈筋(FCU)と深指屈筋(Ⅲ, Ⅳ)への枝を出します。(上肢には分枝を出しません) read more

神経伝導検査 上肢

ここでは神経伝導検査の上肢に関して具体的な方法を解説します(施設毎に決まったやり方があると思いますのであくまで参考です)。下肢に関してはこちらをご参照ください。また神経伝導検査の総論・解釈に関してはこちらをご参照ください。 read more

Blink reflex

三叉神経からの入力、顔面神経での出力の反射経路を電気生理学的に捉える方法です(眼輪筋反射とも呼ばれます)。脳幹の障害があるかどうか?の評価や、多発脳神経麻痺でsubclinicalな障害を合併しているかどうか?などの評価で利用する機会が多いです。 read more

VEP: visual evoked potential 視覚誘発電位

視神経の脱髄病変は画像では検出が難しい場合が多いです。VEPは例え視力低下が明らかではない場合も、subclinicalな視神経の障害を検出することができ、視神経疾患の評価・診断にとても重要な電気生理検査です。視神経疾患の中でも特に多発性硬化症、視神経脊髄炎などで利用する場合が多いと思います(視神経疾患に関してはこちらもご参照ください)。 read more

末梢神経病理

解剖

筋病理と同様、所見を述べる際にどの場所の話をしているのか?が非常に重要です。神経線維が束になっているものが神経束(nerve fascicle)です(腓腹神経生検では約10個前後認めます)。間質は外側から以下の様に命名されます。
Epineurium(神経上膜):神経束と神経束の間の間質を称します。HE染色で観察します。
Perineurium(神経周膜):神経束の膜を称します。神経周膜は血液神経関門(BNB: blood nerve barrier)の役割も担います。
Endoneurium(神経内鞘・内膜):神経束内の間質を称します。HE染色での観察には限界があり、エポン包埋トルイジンブルー染色で観察します。 read more