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不思議の国のアリス症候群 Alice in Wonderland syndrome

患者さんからの訴えでしばしば遭遇するのが「不思議の国のアリス症候群」です(実際に経験されたことがある先生もいらっしゃるかもしれません)。1955年にイギリスの精神科医John Toddがこの名称が提唱されました。確固たる基準がある症候群ではないので(病態も解明されておらず、独立して扱って良い症候群なのかどうかもわかっていない)、あいまいなところも多いですがまとめます。 臨床像 ポイント:知覚のゆが […]

低血糖脳症 hypoglycemic encephalopathy

脳症(encephalopathy)の総論に関してはこちらに解説がありますのでご参照ください。低血糖脳症に関して調べた内容をupしていきます(これから追加していきます)。最後に管理人の一言を記載しています。 画像所見 ・低血糖脳症に特異的な所見はなし ①白質②灰白質:皮質,基底核 *視床・脳幹・小脳は障害されない傾向 *参考:DWI皮質高信号の鑑別(鑑別は比較的限定的なので重要)・脳血管障害:塞栓 […]

手指屈筋反射 finger flexion reflex

手指屈筋反射はなんとも文献により記載方法がばらばらで困ります。そもそもreflex, phenomenon, signという表現も文献により混在しています・・・(これは英文でも和文でもです)。このためNeurologistからツッコミが沢山くる可能性があります。通常の腱反射に関してはこちらをご参照ください。 手指屈筋反射の基本 ・手指屈筋群に認める筋伸長反射(手指屈筋群が引き延ばされることにより手 […]

脳梗塞と急性症候性発作

脳血管障害後に生じる発作(seizure)は発症7日を境に、7日以内を急性症候性発作(early seizureとも表現する)、7日以降を非誘発性発作(late seizureとも表現する)と分類します。脳血管障害とてんかんに関してはこちらのまとめをご参照ください。今回紹介するこちらの論文では脳血管障害後の急性症候性発作(acute symptomatic seizure)を重積例と非重積例に分け […]

医師のためのブログ・ホームページのはじめかた

私(管理人)はこの「医學事始」https://igakukotohajime.com/という医学ブログ・ホームページを始めて約5年が経ちます。ホームページを始めた当時は特定のサイトを模範として設定した訳ではなく、とりあえず自分の好きなように、そしてやりやすいようにホームページを構築・運営してきました。 その過程で分かった医学ブログ・ホームページの素晴らしいメリットや試行錯誤しながら運営するにあたっ […]

intravenous antiseizure medication trials

”いわゆる”ベンゾジアゼピンチャレンジについてです。本日ICUでK先生、O先生と話しているとき「そもそもベンゾジアゼピンチャレンジという言葉って正確なのか?」という話が挙がり、こちらの文献を教えていただき読みました(PubMedで”benzodiazepine challenge”と入力すると10件しかヒットしません, “benzodiazepine trial […]

村上春樹・川上未映子 春のみみずく朗読会 2024年3月1日(金)@早稲田大学 大隈講堂

ずっとこの日を楽しみに待っていました。村上春樹さん、川上未映子さんというお二方とも私が大好きな小説家の方が朗読会を開催されるという情報を得て、まっさきにチケットを手に入れました。元々村上春樹さんと川上未映子さんは対談集(こちら)も出されており親交が深く、5年前にも朗読会を開催されていらっしゃいます。 村上春樹さん、川上未映子さんがそれぞれ今回の朗読会のために未発表の新作短編小説を書かれて、それをご […]

はじめてのクラシック音楽

クラシック音楽というと、格調高くて古典的で貴族的で退屈で冗長で面白くないというイメージがあるかもしれません。エド・シーランみたいに助走なしですぐに本番という感じの曲ではないと、まどろっこしく思われてしまい敬遠されがちです。 私は元々サークルはオーケストラに属しており、クラシック音楽を恐らく平均よりは多く聴いていると思います。そこで、ここではクラシック音楽をほとんど聴いたことがない方にも、クラシック […]

神経ベーチェット病 Neuro-Behcet’s disease

一般論・前提知識 ベーチェット病一般・①再発性口内アフタ性潰瘍,②皮膚症状,③外陰部潰瘍,④眼病変を主症状とする症候群・トルコの皮膚科医Behcet先生が1937年に3例報告が端緒→神経ベーチェット病は1941年に最初の報告、名前は1954年から・HLA-B51との相関関係が指摘・Silk rodのアジア圏に疫学上多い・好中球主体の炎症・血管炎が主病態 *特異的な自己抗体や自己抗原反応性T細胞は存 […]