急性期脳梗塞 降圧薬の導入時期はいつがよいのか?
脳梗塞急性期は血圧が上昇し、その後数日かけて自然と低下していくトレンドを辿ります。従来脳梗塞では脳血流量が体血圧依存性になっているため(autoregulationの破綻により)、脳梗塞の急性期は血圧を下げるべきではないとされていました。ではいつから降圧薬を導入すべきか?という点に関しての臨床研究を紹介します。ここでは再灌流療法(rt-PA、血管内治療)を実施しない場合をとりあげます。 ̶ […]
脳梗塞急性期は血圧が上昇し、その後数日かけて自然と低下していくトレンドを辿ります。従来脳梗塞では脳血流量が体血圧依存性になっているため(autoregulationの破綻により)、脳梗塞の急性期は血圧を下げるべきではないとされていました。ではいつから降圧薬を導入すべきか?という点に関しての臨床研究を紹介します。ここでは再灌流療法(rt-PA、血管内治療)を実施しない場合をとりあげます。 ̶ […]
入院患者の指示簿に「血圧>180mmhg時〇〇使用」という記載をすることがあるかと思います。これは安全なのか?という点に関しての研究を紹介します(前向き研究はありません)。 Canales MT, Yang S, Westanmo A, Wang X, Hadley D, Ishani A, Mohandas R, Shorr R, Lo-Ciganic W. As-Needed Blood Pr […]
Frenzel眼鏡の意義 目的:眼振の注視抑制を外す・末梢前庭由来の眼振は注視(どこか一点を見つめる)ことで抑制されますが、中枢性の眼振は抑制されない *Pract Neurol 2020;20:446–450.のsupplemental video 1が分かりやすい(こちら) ポイント1:Frenzel眼鏡がないと “眼振なし”と評価できない・末梢前庭由来の眼振はFrenzel眼鏡「なし」だと注 […]
多発性硬化症の周術期管理に関するガイドラインは現時点ではありません。日本のガイドライン”多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン 2023”でも周術期に関しての記載はないです。 以下のreview文献が最も最新かつ包括的な内容なのでその記載をまとめます。すごくよくまとまっているので、若手Neurologistは自身のMS患者が何かしらの手術になる場合やコンサルテーションを受ける場 […]
元々は前庭神経炎(vestibular neuritis)といわれていましたが、前庭神経炎の病態はウイルス(特にHSV-1)による炎症だけではなく、虚血なども想定されています。そこでより包括的な疾患概念としてAcute Unilateral Vestibulopathy(AUVP)と近年は呼ばれます(以下の論文では「AUVPが望ましいが、前庭神経炎という用語も同時に使用可能」と記載しています)。 […]
私は現在の施設でなぜかFisher症候群とBickerstaff脳幹脳炎を沢山診療します(地域性ってあるのでしょうか?)。その経験を通じて私のようなしょぼNeurologistが言うのもあれなのですが、この”Anti-GQ1b antibody syndrome”という概念が実臨床に最も合致していると思います。“Anti-GQ1b antibody syndro […]
もちろんBPPVは耳石置換法などetiologyに準じた治療が最も大切ですが、実臨床ではきちんと対症療法薬を使いながら問診や診察をすすめる必要があります。めまいのレクチャーをすると必ず最後の質問でここのめまい対症療法薬の質問がでるのでエビデンスに関してまとめます。 抗ヒスタミン薬 ・急性期のめまい対症療法薬として第1選択でありヒスタミン受容体H1, H3が重要。・BBBを通過する必要があるため、第 […]
Korda A, Zamaro E, Wagner F, Morrison M, Caversaccio MD, Sauter TC, Schneider E, Mantokoudis G. Acute vestibular syndrome: is skew deviation a central sign? J Neurol. 2022 Mar;269(3):1396-1403. doi: 1 […]
てんかん重積の管理でEEG surrogate(つまりEEGでの管理目標)は3択で①electrographic seizure頓挫、②burst suppression達成、③isoelectric curveです。どれを目指すべきか?結論は「現状わからない」です。以下で色々論文の紹介をしますが、どれも釈然としないところです。すっきりとした回答ができずごめんなさい。忙しい方は読まなくて大丈夫です […]
指定難病の医療費助成の対象 以下AまたはBが医療費助成の対象A. 重症度を満たす場合(以下条件1+2いずれも満たす場合)B. 軽症かつ高額(以下条件1のみを満たす場合=重症度を満たさない):月ごとの医療費総額が33,330円を超える月が年間3月以上ある場合*ここでの医療費総額とは実際に窓口で支払う額ではなく、10割分です(加入している医療保険が負担する分も含む)。つまり3割負担の方は、33,330 […]