HSV-2 髄膜炎
HSV-2はウイルス性髄膜炎の3大原因の1つ(Enteroウイルス,帯状疱疹ウイルス,HSV-2)で日常臨床でもしばしば遭遇します(髄液Multiplex PCRのFilmarray®(こちら)にも含まれています)。HSV-1は脳炎,HSV-2は髄膜炎を中枢神経病変として呈することが多いです。HSV-2初感染や再燃時に髄膜炎を呈することがあり,臨床像をまとめます。 臨床像 “Herpe […]
HSV-2はウイルス性髄膜炎の3大原因の1つ(Enteroウイルス,帯状疱疹ウイルス,HSV-2)で日常臨床でもしばしば遭遇します(髄液Multiplex PCRのFilmarray®(こちら)にも含まれています)。HSV-1は脳炎,HSV-2は髄膜炎を中枢神経病変として呈することが多いです。HSV-2初感染や再燃時に髄膜炎を呈することがあり,臨床像をまとめます。 臨床像 “Herpe […]
以下の内容は”Neurological Complications of Acute and Chronic Sinusitis. Curr Neurol Neurosci Rep. 2018 Feb 5;18(2):5.”PMID: 29404826.を参照させていただきました。頭部CTを撮影すると副鼻腔炎は偶発的によく認めますが、念のため骨条件で骨破壊などの所見がないか […]
東アジア人は白人と比較して血栓症が少なく、出血合併症が多い傾向があり、2012年Jeongがこの現象を”East Asian Paradox”と表現しています。背景には凝固因子(遺伝性のFactor Ⅴ Leidenなど),食事,肥満,炎症など様々な因子の関与が想定されます。我々臨床医が抗血栓薬に関する大規模臨床試験を読む際は「臨床研究の患者背景がアジア人かどうか?」という […]
心原性脳梗塞を契機に心房細動がみつかるケースはしばしばあります。この際に循環器内科に外来でアブレーションを検討してもらうかどうか?の基準に関して脳卒中を診療する医師はある程度知識があった方が良いかもしれません(私は勘違いがありました)。先日循環器カンファレンスで心房細動に関してレクチャーで教えていただき、日循のガイドラインを私も読んで勉強させていただいた内容を簡単にまとめます。循環器の先生方で適宜 […]
考慮すべき点 1:そもそも塞栓症の原因が心房細動なのか?(特に注意が必要なのは悪性腫瘍関連の塞栓症)2:アドヒアランス3:投与量4:薬剤相互作用 臨床試験 ガイドラインでこの点に関しての言及はなく、RCTはまだありませんが、近年複数の大規模な報告があります。現在RCTも進行中です。 “Association of Alternative Anticoagulation Strategi […]
脳梗塞診療で心原性塞栓症というとそのほとんどが心房細動によるものですが,時折問題になるのが左室機能不全に伴う左室内血栓です。以下の内容は全てCirculation. 2022;146:e205–e223.を参考に記載させていただきました。 形成因子:①左室機能不全,②心内膜障害,③炎症または過凝固状態 ・左心室血栓形成リスクは「虚血性心筋症>DCM」 STEMI 4~39%, DCM 2~36%・ […]
ナツメグ nutmeg:Myristica fragrans treeの実 wikipediaより香辛料:ハンバーグなど肉料理 *スターバックスのトッピングであるかも 原因成分:myristicin(ミリスチン)→代謝されMMDA(3-methoxy-4,5 methylenedioxyamphetamine)になる(交感神経刺激+幻覚誘発)*抗コリン作用(口渇、顔面紅潮、嘔気、ふらふら、尿閉、視 […]
てんかん発作と不整脈の関係に関して調べます。意外と心室頻拍などの心室性不整脈に関しては情報がまだ得られていません。ほとんどがasystoleに関してですね。*参考文献:Neurol Neurosurg Psychiatry 2016;87:69–74. 内訳:ictal asystole 103例, postictal asystole 13例, ictal bradycardia 25例, ic […]
過去の神経学会の地方会で初めてこの病態を知りました。前に一度まとめようと思いそのまま忘れてしまっており、今回疑う症例があったため勉強した内容を簡単にまとめます。 病態/臨床像 ・原因不明脳梗塞の原因として重要です。FMD(fibromascular dysplasia)の一種で内頚動脈近位部の後壁から線維組織が突出して棚のような形態”shelf-like”を呈します(動脈硬 […]
・稀ではあるが重要 悪性リンパ腫の診断に先行する場合がある・悪性リンパ腫治療中に出現してくる場合もある・NHL(非ホジキンリンパ腫)のB細胞(約90%)が圧倒的に多い high gradeの場合は神経障害6.5-17.5%, B細胞性約90%・HL(ホジキンリンパ腫)はNHLと比して稀・背景の免疫異常による障害が多い GBS/CIDPの報告もあり Hu抗体の報告あり HLの早期の段階でparane […]