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神経

「書くことについて」著:スティーブン・キング 訳:田村義進

スティーブン・キングStephen Kingは現代最も有名なホラー小説家で、映画化されている作品も多く、「グリーンマイル」や「シャイニング」など観たことがある方も多いかと思います。 私はホラーは苦手なジャンルなのですが、スティーブンキングの作品は例外的に好きです。おそらくグロテスクな描写が少なく、表現される内容が「場の恐怖」、「静の恐怖」だからかもしれないです。そんなこんなでスティーブンキングの文 […]

内包膝について

先日「内包膝 caspular genu」の梗塞で自発性低下のみを呈した(四肢麻痺などなし)方がいらっしゃいました?(自験例で初めてです)内包膝について見識が乏しく、内包膝病変ではたして自発性落ちるのか?と調べ同様の症例が複数報告されており勉強になりました。 ちなみに尾状核梗塞による無為(abulia)はこちらにまとめがありますのでご参照ください。 解剖 内包膝:視床と大脳皮質をつなぐ神経線維が通 […]

オージオグラム audiogram

目的:①聴力評価+②難聴が感音性か?(骨導)、伝音性か?(気導)を評価する*前提条件として意識障害がなく検査に協力的であることが必要→ABR(こちら)は検査協力がなくとも実施評価可能である*診察上伝音声難聴か?感音性難聴か?を鑑別する方法はこちらを参照 *オージオグラム(audiogram):聴力検査の結果の表、オージオメトリー(audiometry):調べるための機械 横軸:周波数(右に行くほど […]

東京レガシーハーフマラソン2024

街を歩いていると金木犀の香りを感じ、肌寒く上着を羽織る機会も増えてきました。マラソンシーズンの到来です。私は昨年からハーフマラソンをちょこちょこ走るようになった”ひよっこランナー”ですが、この時期になると少しテンションが上がります。普段走っている隅田川沿いにも、夏には姿を潜めていたランナーが急に増え川沿いが賑やかになります。 本日2024年10月20日は3回目の開催をむかえる東京レガシーハーフマラ […]

症候性椎骨動脈狭窄へのアプローチ

椎骨動脈狭窄由来の後方循環系脳梗塞に対して再発予防をどうするか?というテーマです。内頚動脈狭窄に比して研究も圧倒的に少なく、エビデンスにも乏しい分野です。 まとめ 1:内科管理が基本・血管内治療が内科管理よりも再発抑制効果を示したエビデンスは乏しい(内頚動脈狭窄と異なり) 2:外科的介入(血管内治療PTA/ステント、外科的バイパス術)を考慮する状況・狭窄部位がembolic sourceとなってお […]

脳血管の発生

脳血管の解剖変異,破格を把握するためには発生学の知識が重要だということは分かっているのですが・・・あまり勉強してきませんでした・・・。小宮山雅樹先生の文献(Jpn J Neurosurg(Tokyo) 2004;13:116-125.)が勉強になりすぎて(すごすぎる)、ほとんどそれをまとめた内容になります。 内頚動脈の原器:primitive ICA 1:primitive ICAは①crania […]

くも膜嚢胞 arachnoid cyst

病態・特徴 ・髄液がくも膜に覆われた嚢胞状の構造物(水風船のような構造)であり良性(画像検査で偶発的に認める場合が多い)・基本的に無症候性で画像フォローアップも不要・Seizure,内部への出血,水頭症などを合併して症候性になる場合は外科的治療介入を検討 画像上の特徴 ①水信号であり,FLAIR像で低信号(=内部構造がCSF)②内部に血管構造がない(=くも膜下腔の拡大ではない)③好発部位:中頭蓋窩 […]

コリンエステラーゼ阻害薬

基本原則 1:疾患修飾薬(神経変性の進行を抑制する作用)ではなく,あくまでも対症療法薬である・MCIに処方して認知症への進展を抑制する効果はない Cochrane Database Syst Rev. 2012 Sep 12;2012(9):CD009132.*AAN guideline:MCIに対してコリンエステラーゼ阻害薬を使用しない Level B,もしも処方する場合はエビデンスに欠けること […]

脳炎で初回LP髄液細胞数正常はどのくらいある?

今回の論文:Clin Infect Dis. 2024 Aug 3:ciae391. 目的:597例の脳炎(自己免疫、感染性いずれも含む)を後ろ向きに検討し、初回髄液検査で細胞数正常例と細胞数増多例(cutt off: 5/μLに設定)の比較検討 結論:思った以上に脳炎で初回LP細胞数正常が多い 1:脳炎全体のうち約1/4は細胞数正常2:HSV-1脳炎のうち約1/4は細胞数正常3:細胞数正常例の内 […]

delayed facial palsy GBS/FS

ギラン・バレー症候群やフィッシャー症候群で症状がnadirを超えた後、遅発性に顔面神経麻痺を合併する場合があり、これを“delayed facial palsy”と表現します(Fisherが最初に報告したFisher症候群の3例中1例も片側性の”delayed facial palsy”を呈したと報告 N Engl J Med. 1956 Jul 1 […]