1:CKDの病態
まず原疾患によって「ネフロン」の喪失が起こる。そうすると、糸球体濾過量を保つために「残っているネフロン」が普段より頑張ることになる。そうすると残ったネフロンにかかる負担が大きくなり、「糸球体内圧」が上昇する。糸球体内圧が上昇するとその糸球体にダメージが及び、その残っているネフロンも喪失してしまう。ネフロン数は出生時に決まっており、そこから増加することはないため、新しくネフロンを動員することは出来ない。CKDの病態はこうした悪循環の中にある。
医学を一緒に学ぶ人のために
このチャプターは書き直した最新版があるので、こちらをご参照ください。
「意識障害へのアプローチ」は改訂版を作成させていただきましたので、もしよければこちらをご参照ください(2021年2月7日管理人記載)。以下は旧記事になります。