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2019年1月28日

CKD(慢性腎臓病) 病態

1:CKDの病態 まず原疾患によって「ネフロン」の喪失が起こる。そうすると、糸球体濾過量を保つために「残っているネフロン」が普段より頑張ることになる。そうすると残ったネフロンにかかる負担が大きくなり、「糸球体内圧」が上昇する。糸球体内圧が上昇するとその糸球体にダメージが及び、その残っているネフロンも喪失してしまう。ネフロン数は出生時に決まっており、そこから増加することはないため、新しくネフロンを動 […]

糸球体 解剖と病態

1:糸球体の解剖 糸球体は4つの構造で成り立つ。1:上皮細胞(最も外側に位置し、蛋白漏出を防ぐ役割)2:基底膜(上皮細胞を裏打ちしており、バリアの構造)3:血管・血管内皮細胞4:メサンギウム(最も内側に位置し、これらの構造をつなぎとめる糊の様な役割) 血管が固まりになっており、その外側に血液から蛋白の漏出を防ぐメカニズムとして上皮細胞があり、その内側に構造がばらばらにならないようにつなぎとめるメサ […]