両側顔面神経麻痺を主徴とするGuillain Barre症候群:facial diplegia and paresthesia(FDP)

両側顔面神経麻痺の鑑別としてギラン・バレー症候群が挙げられます(後はサルコイドーシス、ライム病などが有名でしょうか)。ギラン・バレー症候群の経過中に顔面神経麻痺を合併することは一般的で24-60%に合併するとされていますが、これとは別に両側性末梢性顔面神経麻痺と四肢遠位部での異常感覚を主徴とする臨床亜型として“facial dipelgia and paresthesia”が知られています。典型的なギラン・バレー症候群と異なり四肢筋力低下は目立たず、眼球運動や球麻痺を原則として欠くことが知られています。顔面神経麻痺の4例をRopperが提示したのが端緒(Arch Neurol 1994;51:671)で、ギラン・バレー症候群全体の1%未満とされており稀な病態です。 read more