神経サルコイドーシス Neurosarcoidosis

サルコイドーシス患者のうち約5-15%が神経サルコイドーシスを合併するとされています。しかし、全身性のサルコイドーシスを有している患者が神経症状を呈したからといってその原因が神経サルコイドーシスとは限らないという点が神経サルコイドーシスの診断の難しい点です。また神経サルコイドーシスの10-30%は全身症状を伴わずに神経症状のみで発症するため、全身症状を伴っていないからといって神経サルコイドーシスを除外することは出来ません(これも診断が極めて難しいです)。可能な限り組織生検をすることが望まれますが、特に中枢神経のサルコイドーシスの場合は侵襲度の問題もあるため施設毎にアプローチがやや異なるかもしれません。 read more

Guillain Barre症候群 合併症

Guillain Barre症候群ではさまざまな合併症を併発するため(特に重症例)、集学的なアプローチが必要となる場合が多いです。以下で各合併症に関して調べた内容をまとめます。この中でも特に重要なのが致死的になりうる自律神経障害深部静脈血栓症の2点です。これに加えてQOLに大きな影響を与える疼痛をこの記事では取り上げます。ギラン・バレー症候群患者さんでは「免疫治療により状態が改善するまでの間にいかに合併症を起こさないように適切に管理できるか?」が患者さんの予後に大きな影響を与えます。 read more

Guillain Barre症候群 治療

ギラン・バレー症候群の治療方法は1990年代に血漿交換療法が確立し、その後1990年代にIVIGの治療が確立しました。その後20年程度に渡り両者が1st line therapyとして君臨し、新規の治療法が出現せず大きな進歩がなかなかありませんでしたが、近年C5モノクローナル抗体が脚光を浴びるようになってきています。 read more

Guillain Barre症候群 予後予測

患者さんご本人、家族へのギラン・バレー症候群の説明をするにあたっては大まかな機能予後と道筋を示すことが求められます。その際に参考となるのが予後予測のスコアリングです。ギラン・バレー症候群では機能予後に関するスコアリングとしてmEGOSが、人工呼吸管理となる予後評価に関してEGRISの2つが提唱されており、ここで簡単に紹介させていただきます。 read more

初期研修 何を基準に研修先の病院を選ぶか?(医学生向け)

この記事は医学生の方向けに、初期研修マッチング先の病院を決める際の参考になればと思い書かせていただきました(医学の内容ではありません)。この記事の内容はあくまで管理人の個人的な経験に基づいた意見なので、私とは全く違う意見も沢山あると思います。このためあくまで一個人の意見として参考にとどめていただければと思います。 read more

PSP-PAGF pure akinesia with gait freezing

歩行のhesitationやfreezingが前景に立つがパーキンソン病に典型的な振戦や固縮が目立たない臨床病型としてPSP-PAGF(pure akinesia with gait freezing)が知られています。個人的にはかなり特徴的な臨床像と思っており、いままできちんと調べられていなかったので既報を調べたものをまとめます。PSP全般に関してはこちらをご参照ください。 read more