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2019年8月28日

片側上下肢・運動障害へのapproach

0:片側上下肢(顔面は保たれる)運動障害 ここでは顔の症状はないが、片側上下肢の運動障害を訴える患者へのアプローチを考える。特にここでも脳血管障害と鑑別になる「突然発症」の場合を考えていく。顔を含まなない上下肢の運動障害の場合は、必ず「本当に脳が責任病変でよいのか?」「脊髄が責任病変の可能性はないか?」という視点でのアプローチが重要となる。 1:急性脊髄硬膜外血腫 急性脊髄硬膜下血腫は非常にまれな […]

なぜ上肢Barre検査を脳梗塞疑い患者にするのか?

「上位運動ニューロン」、「下位運動ニューロン」、「神経筋接合部」、「筋肉」という順に電気刺激が伝わることで筋肉は収縮する。それぞれ、上位運動ニューロン下位運動ニューロンの障害を「運動麻痺(motor paralysis)」、神経筋接合部の障害を「筋無力(myasthenia)」、筋肉の障害を「筋脱力(weakness)」と一般的に表現する。 このうち脳梗塞を疑う患者において調べるのは「上位運動ニュ […]