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医学いろいろ

マスク換気

気管挿管より何より「マスク換気が最も重要」と私は初期研修で教わりました。私は急変の際に、自分は気管挿管しないかもしれないけれど(もっと上手い人にしてもらった方が良い)、マスク換気は自分の責任できちんと行おうという気持ちで臨んでいます。 1:バッグマスクの選択 ・バッグマスクは患者にフィットさせるマスクと換気をするためのバッグから構成された医療器具です。バッグ部分の違いから大きく「ジャクソンリース」 […]

経鼻胃管

経鼻胃管の適応・禁忌 ■適応 ・経管栄養・薬剤の投与・消化管の減圧・胃洗浄 ■禁忌 ・顔面損傷、頭蓋底骨折・食道の異常 挿入方法 0:物品の準備 ・経鼻胃管(決める項目は下記の通り)・潤滑用ゼリーもしくはキシロカインゼリー・カテーテルチップ・聴診器・固定用チューブ ■タイプの決定 単腔:レビン型→経管栄養、2,3腔:サンプ型→ドレナージ目的*サンプ型はあくまでドレナージ用なので、目的を達した後経管 […]

中心静脈カテーテル留置

この記事では中心静脈カテーテル留置方法(右内頸静脈)に関してまとめます。 0:物品の準備 ・モニター(心電図、SpO2)・エコー(リニア)、エコーカバー、エコーゼリー・CVカテーテルキット(穿刺針・ガイドワイヤー・ダイレーター・皮膚切開用のメス・カテーテルなど含まれている)*予めカテーテルのルーメン数(シングル・ダブル・トリプル)を決定しておく。・コネクター、三方活栓など・局所麻酔薬、23G針、シ […]

PICC 末梢挿入型中心静脈カテーテル

末梢挿入型中心静脈カテーテル peripherally inserted central catheter(PICC)に関してまとめます。 PICC挿入の手順 0:物品の準備 ・エコー(リニア)、エコーカバー、エコーゼリー・PICCカテーテルキット(穿刺針・ガイドワイヤー・ダイレーター・カテーテルなど含まれている)・コネクター、三方活栓など・局所麻酔薬、23G針、シリンジ・ヘパロック多数・ガーゼ・ […]

Elsberg症候群

臨床像 ・Elsberg症候群は急性から亜急性の経過で両側の腰仙髄領域の神経根炎としばしば脊髄炎(特に下部)を認め、感染性機序(特にHSV2感染)が推定されている症候群です。もともと1931年に急性で自然軽快する尿閉と様々な脊髄障害を合併し、髄液細胞数上昇を呈する症候群をElsbergが報告したことに端を発します(Surg Gynecol Obstet 1931;16:117–135.)。 ・後で […]

下垂足 foot drop

病態 ・足関節背屈の筋力が低下してその名の通り足が垂れてしまう病態を一般に下垂足と表現します。・足関節背屈を担う最大の筋は前脛骨筋(TA: tibialis anterior)で、神経根:L5、末梢神経:深腓骨神経(deep peroneal nerve)が対応しています。・足関節底屈(下腿三頭筋)の筋力低下を認める場合はよりdiffuseな障害の可能性があり、運動ニューロン疾患や複数の神経根や馬 […]

足の感覚神経まとめ

解剖まとめ ・坐骨神経は膝窩で脛骨神経(tibial nerve)と総腓骨神経(peroneal nerve)に分枝します。・脛骨神経(tibial):下腿後面を走行し、内果後下方の屈筋支帯(後足根管)を通過し、内側足底神経、外側足底神経として足底部へ分布します。・総腓骨神経(peroneal):浅腓骨神経と深腓骨神経に分岐します。 浅腓骨神経(superficial peroneal):下腿の前 […]

尺骨神経 Ulnar nerve

解剖 尺骨神経は「上腕骨内側→上腕骨内側上顆の後面:尺骨神経溝→尺骨手根屈筋の形成する弓状靭帯(Osborne靭帯)をもぐる→尺側手根屈筋の上腕頭と尺骨頭の間→尺側手根屈筋と浅指屈筋との間→Guyon管→手」という走行をたどります。Guyon管より近位では尺側手根屈筋(FCU)と深指屈筋(Ⅲ, Ⅳ)への枝を出します。(上肢には分枝を出しません) ■肘部管の解剖 ■Guyon管(尺骨神経管)の解剖G […]

針筋電図検査 総論

0:運動単位の理解 電気生理検査を理解するにあたって運動単位という概念を理解していないと各検査の意義が理解しにくくなるため最初に解説させていただきます。 運動単位(motor unit):1個の前核細胞が支配する筋線維群*神経原性変化:運動単位が減少する*筋原性変化:運動単位内の筋線維の数が減少する運動単位電位(MUP: motor unit potential):同じ運動単位に属する筋線維の活動 […]

神経伝導検査 NCS: Nerve Conduction Study 総論

ここでは「神経伝導検査(NCS: Nerve Conduction Study)で一体何を調べているのか?」「その検査結果をどのように解釈すればよいのか?」という点に絞って解説を行います(余談ですが「伝速:でんそく」と呼ばないように注意です。電気生理専門の先生に怒られます。「伝速」は速度しか意味していませんが、潜時や振幅なども重要なパラメーターだからです)。実際にどのように検査を行うか?というテク […]