注目キーワード
CATEGORY

循環器

QT延長症候群 long QT syndrome

1:病態 QT延長の主病態は「Kチャネル(IKr)阻害による再分極障害」です。心筋細胞はNa+とCa2+が細胞内に流入することでそれぞれ脱分極と収縮が起こり、K+が細胞外へ流出することで脱分極が起こります。このKチャネルを規定するKCNH2遺伝子を例えば薬剤が阻害することで再分極障害をきたし、QTが延長します。 QT間隔が延長することでの弊害は、期外収縮が再分極中に起こることで、TdP(torsa […]

抗凝固薬の切り替え まとめ

1:DOAC → ヘパリン or DOAC ダビガトラン、アピキサバンは最終投与から12時間休薬、リバーロキサバン、エドキサバンは最終投与から24時間休薬後にヘパリン開始もしくは別のDOAC開始とします。 2:ヘパリン持続 → DOAC ヘパリン持続投与中止後、ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバンはすぐに開始して切り替えます。エドキサバンだけ例外で、ヘパリン持続投与中止後4±1時間の休薬期 […]