くも膜下出血 診断
ここではくも膜下出血の「診断」のみを扱い、合併症管理や治療に関しては扱いません。研修医になって痛感したのは「いかにくも膜下出血の診断が難しいか?」という点です。これはなぜか学生のときはあまり教えてもらえませんでした(学生のときに学んだくも膜下出血はbasal cisternにばーんと出血があり、誰でも診断できるようなイメージがありました)。ここではくも膜下出血の診断の難しさと注意点をまとめます。 […]
ここではくも膜下出血の「診断」のみを扱い、合併症管理や治療に関しては扱いません。研修医になって痛感したのは「いかにくも膜下出血の診断が難しいか?」という点です。これはなぜか学生のときはあまり教えてもらえませんでした(学生のときに学んだくも膜下出血はbasal cisternにばーんと出血があり、誰でも診断できるようなイメージがありました)。ここではくも膜下出血の診断の難しさと注意点をまとめます。 […]
1:代謝 普段私たちが飲んでいるアルコールは「エタノール」です(私は酒飲めないですが)。ここではエタノール以外のアルコールによる中毒を取り上げます。臓器障害をきたすアルコール関連物質として代表的なのがメタノールとエチレングリコールです。メタノールやエチレングリコールはこれらが直接臓器障害を起こすのではなく、アルコールデヒドロゲナーゼにより代謝された代謝物の酸(有機酸)が臓器障害を引き起こします。 […]
■作用機序 膵臓β細胞のKATPチャネルに作用し、Kの細胞外への流出を阻害することで、細胞膜が脱分極し、電位依存性カルシウムチャネルが開口しCaイオンが細胞内に流入することでインスリンを分泌する薬剤です。 ■特徴 ・大血管合併症予防効果あり・体重増加、低血糖リスク大・二次無効がある SU薬は経口血糖降下薬として古くからある薬で大血管合併症予防効果が証明されていますが、何しろ体重増加と低血糖リスクが […]
病態 抗菌薬投与中入院患者さんの発熱もしくは下痢の代表的な鑑別疾患がCDI(Clostridioides difficile infection)です。抗菌薬投与患者の下痢が全てCDIではなく、またCDIが全て偽膜性腸炎を呈する訳ではないことに注意が必要です。抗菌薬関連下痢症(AAD: antibiotics-associated diarrhea)の一部がCDI(約1/4を占める)で、CDIの一 […]
病態 院内感染症またデバイス感染の代表的な疾患のうちの1つです。重要なのはカテーテル関連血流感染症(CRBSI:catheter-related blood stream infection)は「血流感染症」であって、ただカテーテルの先に菌が定着している状態ではないということです。血流感染症なので、全身の臓器に血流を介して感染が波及する場合もあり、感染性心内膜炎や膿瘍形成などの合併症を起こしうるた […]
色々な菌による菌血症がありますが、1番臨床上重要なのは黄色ブドウ球菌による菌血症です(SAB:Staphylococcus aureus bacteremiaという名前が付いているくらいです)。死亡率は10~20%と報告されており、感染性心内膜炎合併もあるため早期に認識して介入することが重要です。 S.aureusは血液培養で1本でも検出されれば真の菌血症として扱うべきです(contaminati […]
複視は鑑別の種類も多くいやな症候です。以下のフローチャートに則って鑑別を私はしています。 1:複視は両眼 or 単眼? 脳神経から外眼筋へ至る経路によって生じる複視は左右の眼が共同して動けないため、結像が網膜上でずれることによって生じます。このため両眼で複視を生じますが、単眼では複視を生じません。 一方で、単眼で複視を訴える場合は眼球の問題で外眼筋の問題ではありません。この場合は眼科に診察していた […]
1:分類 GPC(グラム陽性球菌)は大きく以下の3つにグラム染色の形態から分類されます。1:GPC cluster: Staphylococcus コアグラーゼ産生 or コアグラーゼ非産生2:GPC chain: 連鎖球菌(Streptococcus) or 腸球菌(Enterococcus)3:GPC diplococcus: 肺炎球菌(Streptococcus pnemoniae) 特別な […]
そもそも眼位がずれているかどうか? ・眼位のずれ(斜視 strabismus)は大きな眼位のずれであれば誰にでもわかるのですが、わずかな眼位のずれをぱっと見ただけでは検出することは困難です。どうすれば微妙な眼位のずれ(斜視)を検出できるか?をここでは扱います。 ペンライト方(Hirschberg法) coroneal reflex ・ペンライトで眼球に光を当て、光が反射する位置(瞳孔の中央?瞳孔の […]
■作用機序 2糖類をグルコースへ分解するαグルコシダーゼを阻害することで、血糖値の上昇を緩やかにする作用を持つ薬剤です。 ■特徴 ・大血管合併症予防効果なし・体重増加リスクなし・低血糖リスク低い・1日3回の内服かつ食前のためコンプライアンスは悪くなりやすい・副作用は多い(消化管症状) 大血管合併症予防効果は示されておらず、第1選択薬にはならない薬です(しつこいですが第1選択はメトホルミン)。体重増 […]