記憶障害
1:記憶の分類 記憶に関する言葉は沢山あり混乱しやすいですが、何を基準に分類されているかを把握すると理解しやすくなります。具体的には記憶内容による分類、時間軸での分類、発症時点からの分類を以下に載せます。 ■記憶内容による分類 何を記憶しているか?(つまり記憶内容)により分類します。陳述記憶は言葉で表現できる記憶で、物事の意味を表す意味記憶と、昨日○○をしたというようなエピソード記憶に分類されます […]
1:記憶の分類 記憶に関する言葉は沢山あり混乱しやすいですが、何を基準に分類されているかを把握すると理解しやすくなります。具体的には記憶内容による分類、時間軸での分類、発症時点からの分類を以下に載せます。 ■記憶内容による分類 何を記憶しているか?(つまり記憶内容)により分類します。陳述記憶は言葉で表現できる記憶で、物事の意味を表す意味記憶と、昨日○○をしたというようなエピソード記憶に分類されます […]
1:便はどのようにしてできるか? ・便の作られ方 便は結腸で水分吸収を行い、S状結腸で便の形態を整えることで作られます。便は30%:腸内細菌、70%:水分で構成されており、水分含有量が80%程度で泥状便、90%程度で水様便となります。一般的に食後から24~72時間で排出されるとされ、これよりも速いスピードで便が腸を通過してしまうと水分を十分に吸収しきれずに下痢に、これよりも遅いスピードだと便秘とな […]
1:自律神経の解剖・生理 自律神経系(autonomic nervous system)は交感神経系(symathetic nervous system)と副交感神経系(parasympathetic nervous system)の2つに分類されます。いずれも神経節の前後の神経線維をそれぞれ「節前線維」、「節後線維」と表現します。 以下に解剖をまとめます。 また循環動態を維持するための自律神経系 […]
先日させていただいた初期研修医の先生向けレクチャーの内容をそのまま体裁させていただきます。 1:神経診断の基本 神経での診断の基本は「どの部位の問題なのか?」(病変診断)と「何が原因なのか?」(病因診断)の2つを調べることです。これらを組み合わせて最終的な臨床診断をします。 後者の病因診断では特に「病歴」が重要です。例えば突然発症であれば、血管障害を想起しますし、緩徐進行性の場合は「変性疾患」を想 […]
1:解剖 動眼神経の走行 動眼神経核→髄内神経根→くも膜下腔(脚間窩→PCAとSCAの間)→海綿状脈洞→上眼窩裂→眼窩内という走行をたどります。 神経核の局在解剖 高さ:中脳上丘 部位:内側縦側MLFの内側神経核と神経走行の関係性・上眼瞼挙筋:両側性支配(神経核が中央に1つしかなく、両側性支配)*中脳の障害により両側性の眼瞼下垂をきたす・上直筋:反対側 *注意・その他(内直筋、下直筋、下斜筋):同 […]
1:散瞳・縮瞳の解剖・機序 虹彩の瞳孔散大筋(交感神経支配)と瞳孔括約筋(副交感神経支配:動眼神経)が瞳孔の調節をしています。 交感神経 交感神経は3本の神経線維から構成されます。1:中枢線維:視床下部~毛様体脊髄中枢2:節前線維:毛様体脊髄中枢~上頸神経節3:節後線維:上頸神経節~瞳孔散大筋下にその神経経路をまとめます。 この交感神経経路が障害されるのがHorner症候群です。 ・縮瞳・瞳孔不同 […]
1:病態 視神経鞘(optic nerve sheath)を主体に炎症をきたす病態(視神経軸索ではなく)とされています。視神経炎とは独立した疾患概念として報告されています。 視神経鞘は頭蓋内では存在しない(頭蓋骨の硬膜へ移行)ため、炎症は視神経前方に起こりやすいとされています。眼底検査では視神経乳頭部にも炎症をきたしていることも多い(乳頭浮腫 68% Arch Opthalmol 2001;119 […]
解剖 視神経は末梢神経ではなく、中枢神経(間脳)の延長なのでOligodendrocyteが髄鞘形成をしています(Schwann細胞ではなく)。視神経は網膜部・眼窩部・視神経管部・脳槽部の4つに分類されます。以下視神経の部分によって分類して記載します。 1.1:網膜部:視野障害と網膜上の視神経線維走行・分布 障害された視神経が網膜上にどのように分布するかによって視野障害の範囲が決まります。どの繊維 […]
1:病態 脳は人体にとっても最も重要な臓器であり、ある程度血圧が変動しても脳血流を一定に保つ自動調節能”autoregulation”という機能が備わっています(下図参照)。 PRES(posterior reversible encephalopathy syndrome:以下PRESと表記)の病態は 血管内皮細胞障害により、autoregulationが破綻(特に後方循 […]
1:MMT総論 MMTは難しい。その理由として主観的要素が大きく、統一された方法がないことが挙げらます。ある人は「4+」と表現し、ある人は「5-」と表現し、一体「4+」と「5-」は何が違うのだろうと悶々と過ごす日々が続いていると思います。そうすると、「どーせ主観的な検査だし、まあ適当でいいよね」という気分になってしまいMMTからますます遠ざかってしまう悪循環になってしまします。ここでは、どうすれば […]