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感染症

ペニシリン系抗菌薬

1:分類 ペニシリン系抗菌薬は抗菌薬のなかでも使用頻度も多く、抗菌薬の基本です。初期研修ではまずペニシリン系とセフェム系をきちんと使えるようになることが目標だと思います(その他のテトラサイクリンやマクロライド、キノロンを使用する以前に)。 細胞壁合成阻害(PBP:penicillin binding proteinという細胞壁を作る酵素に結合することで細胞壁合成を阻害する)、殺菌性、時間依存性の抗 […]

キノロン系抗菌薬 Quinolone

1:分類 殺菌性、濃度依存性の抗菌薬で作用機序としてはDNA阻害により作用します。以下にその分類をまとめましたのでご参照ください。レボフロキサシンでは肺炎球菌のカバーが出来るようになり、モキシフロキサシン(私は一度も処方したことがないですが)は嫌気性菌カバーが出来るようになる特徴があります。 2:適応 一言で表現すると、キノロン系抗菌薬は「レジオネラ感染症以外は基本使用しない」という姿勢が重要です […]