クロピドグレルとCYP2C19
クロピドグレルを含めて抗血小板薬のまとめはこちら。またクロピドグレルとPPIについてはこちらを参照くださり。 背景知識 ・クロピドグレルはチエノピリジン系のprodrugであり、肝臓で代謝され活性型になることで薬効を発揮する・肝臓の代謝酵素はCYP2C19が重要・CYP2C19の機能喪失allele(具体的には*2, *3, *8)を有する患者ではクロピドグレルの薬効が不十分になる可能性・白人では […]
クロピドグレルを含めて抗血小板薬のまとめはこちら。またクロピドグレルとPPIについてはこちらを参照くださり。 背景知識 ・クロピドグレルはチエノピリジン系のprodrugであり、肝臓で代謝され活性型になることで薬効を発揮する・肝臓の代謝酵素はCYP2C19が重要・CYP2C19の機能喪失allele(具体的には*2, *3, *8)を有する患者ではクロピドグレルの薬効が不十分になる可能性・白人では […]
片頭痛治療におけるGepant製剤について調べた内容をまとめます。 ゲパント(Gepant)製剤総論 CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は三叉神経侵害受容求心性C繊維内に含まれる⇒活動電位が三叉神経に伝わるとCGRPが放出⇒受容体に結合(①頭蓋内動脈の平滑筋細胞により血管拡張、②髄膜の肥満細胞での炎症、③C繊維⇒Aδ繊維へのシグナル伝達) 下図:Durham PL. CGRP-recept […]
緊急での疼痛管理に関してはこちらをご参照ください。神経障害性疼痛に関してはこちらをご参照ください。 原則 ・アセトアミノフェン、NSAIDsは麻薬性鎮痛薬と併用する。・がん性疼痛の管理:徐放性製剤±速放性製剤(レスキュー)・レスキューの投与量:内服の場合は徐放性製剤投与量の1/6、持続点滴静注の場合は1時間量を早送り投与・徐放性製剤の投与量:効果乏しい場合は安全には30%ずつ増量(傾眠が生じない範 […]
Suleiman A, Sauer WJ, Eikermann M, Tam C, Douketis JD, Spyropoulos AC. Direct oral anticoagulant management for neuraxial anaesthesia and deep peripheral nerve blocks. Br J Anaesth. 2025 Dec;135(6):16 […]
緊急での鎮痛管理に関してH先生から教えていただいた内容をまとめます。 オピオイドを使用する際必ず確認すること(間違いを防ぐために) 1:投与経路(静注か皮下注か?)2:薬剤の濃度・組成3:最終投与がいつ?投与量がどのくらい? フェンタニル ・代謝:肝臓CYP、代謝産物の活性:なし・腎障害の影響:なし(腎機能による投与量の調整不要)・製剤:静注用 1A=100μg/2mL・組成:静注用 1A+NS8 […]
作用機序:NMDA受容体阻害薬(非競合)組成:ケタラール10mg/ml(製剤の種類:50mg/5ml, 200mg/20ml)*基本原液のまま使用する最高血中濃度:1-5分、半減期:3.6+1.4時間 特徴:呼吸抑制効果が弱い(ベンゾジアゼピンと異なり),昇圧効果がある(循環動態が崩れている際の鎮静薬として優れている)、唾液分泌量増加するがスコポラミンなどで対応可能副作用:血圧上昇・唾液分泌量増加 […]
基本原則 1:疾患修飾薬(神経変性の進行を抑制する作用)ではなく,あくまでも対症療法薬である・MCIに処方して認知症への進展を抑制する効果はない Cochrane Database Syst Rev. 2012 Sep 12;2012(9):CD009132.*AAN guideline:MCIに対してコリンエステラーゼ阻害薬を使用しない Level B,もしも処方する場合はエビデンスに欠けること […]
作用機序 ・FcRn(neonatal Fc receptor)はIgGと結合して、IgGがリソソームで分解されないようにリサイクルし半減期を長くする作用があります。つまりIgGのホメオスタシスにとってFcRnは重要な役割を担っています。・このFcRnの作用を阻害することで、IgGの分解を促し、IgG関連の自己免疫性疾患の治療に使えないか?というコンセプトの元開発されたのがFcRn阻害薬(roza […]
下図太字が急速静注可能。 FDA承認 おそらく可能 避ける or 実証されていない ペニシリン系 アンピシリンアンピシリン/スルバクタム ペニシリンGピペラシリン・タゾバクタム セフェム系 セファゾリンセフォタキシム セフタジジム セフトリアキソンセフェピム カルバペネム系 メロペネム ドリペネムイミペネム/シラスタチン アミノグリコシド系 ゲンタマイシン トブラマイシン アミカシンストレプトマイ […]
ここでは急性期脳梗塞でのアルガトロバンの位置づけについて調べた内容をまとめていきます。 管理人の意見 ・端的にまとめると「非心原性脳梗塞のアテローム血栓性やBAD(branch atheromatous disease)といった早期に初期に高率に神経所見が増悪する(early neurological deterioration: END)病態では、初期から抗血小板薬(DAPT)にアルガトロバン併 […]