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脊椎脊髄・神経筋の神経症候学の基本―日常診療での誤診を防ぐ初めの一歩 編集:園生雅弘先生

最近購入して個人的に最も良かったNeurologyに関する教科書を紹介します。

本書は脊椎脊髄~末梢神経の疾患に関して広範囲にかつかなり踏み込んだ解説があります。また症候学に関しての記載も充実しており、個人的には亀山先生の「感覚障害」のチャプターがかなり衝撃を受けました(自分の無知を痛感させられました)。

この本の対象に関してですが序文には初期研修医の先生方も対象と記載されていますが、申し訳ないですが初期研修医の先生には絶対に難しすぎる内容です(笑)。またNeurologyのトレーニングを受けたことがない非専門の先生方にとっても厳しい難しさと思います。正直Neurology専攻の1, 2年目の先生にとっても難しい内容だと思います(私が専攻医のころレベルが低すぎただけかもしれませんが)

Neurologyの専門医取得された後の先生方にとってもかなり歯ごたえのある内容で、本書の内容を全てすらすらと「あー知っているよ」となる先生は卒後10年目まででいないのではないかと思います。

そのくらいNeurologyをある程度勉強した後に読む本という立ち位置ですが、臨床的かつ非常に面白い(興味深い)内容で私自身はとても楽しく読むことができました。全体を通じて園生先生イズムと気合が全開のところが非常に良かったです(共著の本ではありますが、園生先生自身がご執筆されている記事がかなり多いです)。Amazonのリンクはこちらです(以下の画像をクリックしてもAmazonの該当ページに移ります)。