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口腔内潰瘍・アフタ性潰瘍

1:再発性アフタ性口内炎

再発性の口内炎の最多原因は「再発性アフタ性口内炎(recurrent aphthous stomatitis)」いわゆる「口内炎」です。原因の病態は解明されていませんが、臨床上の特徴は小児期に発症し(家族歴がある場合もある)30歳代には改善、女性、人種は白人系、非喫煙者、経済的に発展している国で多いとされています(全人口の最大25%にあるとされています)。

小アフタ型:minor aphthous ulcers(大きさ10mm以下、部位は軟口蓋、頬粘膜、口唇、舌表面に多く、歯肉、硬口蓋、舌背面には稀、10~14日で自然治癒する。) 80%程度はこのpatternを呈します。

・大アフタ型:major aphthous ulcers (大きさ10mm以上):これはまれですが疼痛が強いため医療機関を受診することが多いです。これが多発する場合はBechet病も考慮します。

2:再発性の原因・全身性疾患

最も多い原因は「再発性アフタ性口内炎(recurrent aphthous stomatitis)」です。しかし、必ず全身症状の合併がないかどうか?有症状期間が長すぎることはないかどうか?を確認する必要があります。2次性に再発性口内炎をきたす疾患を以下にまとめております。

3:治療

もちろん全身疾患がある場合はその治療が重要ですが、口内炎に対する対症療法も重要です。以下にまとめました。

1:口腔内衛生環境保つ
2:口腔内を物理的に損傷するものを避ける
(硬い歯ブラシ、食べ物、酸性の食べ物・飲み物)
3:局所ステロイドの使用
・トリアムシノロン(ケナログ口腔用軟膏)
・デキサメタゾン(デキサルチン口腔用軟膏、アフタゾロン口腔用軟膏)
・ヒドロコルチゾン(テラ・コートリル軟膏)など

参考文献:N Engl J Med 2006;355:165