MMT
1:MMT総論 MMTは難しい。その理由として主観的要素が大きく、統一された方法がないことが挙げらます。ある人は「4+」と表現し、ある人は「5-」と表現し、一体「4+」と「5-」は何が違うのだろうと悶々と過ごす日々が続いていると思います。そうすると、「どーせ主観的な検査だし、まあ適当でいいよね」という気分になってしまいMMTからますます遠ざかってしまう悪循環になってしまします。ここでは、どうすれば […]
1:MMT総論 MMTは難しい。その理由として主観的要素が大きく、統一された方法がないことが挙げらます。ある人は「4+」と表現し、ある人は「5-」と表現し、一体「4+」と「5-」は何が違うのだろうと悶々と過ごす日々が続いていると思います。そうすると、「どーせ主観的な検査だし、まあ適当でいいよね」という気分になってしまいMMTからますます遠ざかってしまう悪循環になってしまします。ここでは、どうすれば […]
0:代謝・生理 VitaminB12(別名 cobalamin:コバラミン)は微生物が産生し、私たち人間は動物性食品から摂取しています。肝臓、青魚(サンマ)、貝類(アサリ)、卵、乳製品などに多く含まれ、植物性食品(海苔を除く)にはほとんど含まれていません(このためvegetarian, veganの方々でも欠乏が問題となります)。 体内のVitaminB12は2~5mg程度貯蔵されており、その半分 […]
0:はじめに まず言葉ですが、急性腎不全(ARF: acute renal failure)は高度な腎機能障害によって全身に影響が出ている状態を指します。しかし、これよりもっと早期の段階、軽度の腎機能障害を拾い上げて対応するために急性腎障害(AKI: acute kidney injury)という言葉・概念を使用するようになりました。 「これはAKIかどうか?」と悩むことは実臨床ではまずありません […]
0:総合感冒薬とは何か? いわゆる「風邪薬」としてテレビCMでも多く宣伝されている総合感冒薬ですが、その具体的な成分を皆さまご存知でしょうか?病院で処方することはありませんが、最もcommonなOTC(Over the counter:薬局で処方箋なしに購入することが出来る医薬品)として重要なのでまとめてみました。 基本的な配合成分は以下の4つです。1:解熱目的:アセトアミノフェン or NSAI […]
0:神経解剖 失調というと小脳失調が有名ですが、深部感覚が障害されても体の位置がわからなくなることで失調が生じます。 外部から皮膚に加えられた刺激は表在感覚と表現し、身体部位の運動・姿勢に関する身体内部(筋肉・骨・関節)由来の刺激を深部感覚といいます(固有感覚:proprioceptive sensation)。普段救急の神経診察ではあまり診察しない項目かもしれませんが、失調(ataxia)の評価 […]
0:病態 1956年Miller-Fisherが3症例報告したことが端緒で、1992年抗GQ1b抗体の検出が報告されたこと(Neurology 1993;43:1911)で疾患概念が確立してきました(Miller FisherさんなのでMillerとFisherの間にハイフン”-“は入れない)。Guillain-Barre syndromeのなかでの位置付けとしは下図の通り […]
0:水平性眼球運動の機序 水平性眼球運動の機序に関して解説をします(私たちが随意的に水平方向を見るときに眼球をどうやって動かしているか?)。 水平方向を見るときには、前頭眼野(FEF: frontal eye field)からPPRF(paramedian pontine reticular formation:傍正中橋網様体)という側方注視中枢へ刺激が入ります。この刺激は同側の外転神経核に伝わり […]
0:はじめに 学生の時に勉強したときのイメージと実際の臨床像が全く違う疾患の1つと個人的には思います(学生の時にはこの疾患になったら死しかないと思っていましたが、実際には違います)。まず、疾患概念の理解の助けにもなるので、この疾患概念の推移を簡単に記載します。 1959年Adamsらによって橋中心性脱髄症候群CPM(central pontine myelinosis)の症例が初めて報告(AMA […]
0:生理 代謝性アルカローシスの主病態はHCO3-を腎臓から排泄する機序が障害されていることです(正常ではHCO3-が過剰になっても腎臓から排泄することで恒常性を維持することが出来る)。このため、HCO3-が腎臓で生理的にどのように再吸収、排泄されるかを理解することが重要です(下図のまとめから解説します)。 1:HCO3-の再吸収 HCO3-は基本的に集合管まででほぼ全て再吸収されます(近位尿細管 […]
0:酸素療法を始める前に 酸素療法を始める前に以下の4点を確認してから開始するようにします。低酸素血症の理解が前提として必要なので、こちらを参照ください。 1:酸素化の問題でよいか?(換気の問題ではないか?)2:FIO2/投与量の設定3:Low flow system(低流量システム) or High flow system(高流量システム)4:目標SaO2をいくつに設定するか? 以下それぞれに関 […]