急性冠症候群 ACS: acute coronary syndrome
病態/分類 ・ACS(acute coronary syndrome:急性冠症候群)は冠動脈のプラーク破綻とそれに伴う血栓形成により冠動脈内腔が急速に狭窄、閉塞し、心筋が虚血、壊死に陥る病態を示す症候群。閉塞・狭窄をきたすことで心筋虚血に陥る病態。・UAP, NSTEMI, STEMIに分類され、心電図変化の有無と心筋逸脱酵素上昇の有無から分類します。・徐々に冠動脈に狭窄をきたす労作性狭心症とは異 […]
病態/分類 ・ACS(acute coronary syndrome:急性冠症候群)は冠動脈のプラーク破綻とそれに伴う血栓形成により冠動脈内腔が急速に狭窄、閉塞し、心筋が虚血、壊死に陥る病態を示す症候群。閉塞・狭窄をきたすことで心筋虚血に陥る病態。・UAP, NSTEMI, STEMIに分類され、心電図変化の有無と心筋逸脱酵素上昇の有無から分類します。・徐々に冠動脈に狭窄をきたす労作性狭心症とは異 […]
原因鑑別 1:心臓・不整脈:発作性心房細動、発作性上室性頻拍、期外収縮、心室性不整脈・虚血性心疾患、心筋症、心不全・肺塞栓症2:全身疾患・貧血 *貧血全般に関してはこちらをご覧ください・自律神経障害・内分泌:低血糖、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、妊娠・中毒/薬剤:交感神経賦活、コカイン、カフェイン、アルコール離脱、β遮断薬中断3:精神・精神:パニック障害、不安障害、うつ病 ポイント ・患者さんの訴 […]
内科医にとって絶対に見逃したくない疾患が感染性心内膜炎です。最終的には心臓血管外科や循環器内科の先生方が診療する機会が多いですが、最初受診する段階で閾値を低くきちんと疑い・診断するようにしたいところです。最近もたまたま感染性心内膜炎を診療する機会があったため改めて勉強した内容をまとめます。 病態 菌血症から二次的に心内膜・弁に感染をきたし、以下の病像を呈します。1. 免疫反応:炎症反応、関節炎(発 […]
Klebsiella penumoniaeは腸内細菌科のGNR(こちら)で市中感染、院内感染いずれの起炎菌ともなる重要な菌です(この他Klebsiella属で臨床的に重要な菌としてKlebsiella oxytoca, Klebsiella granulomatisが挙げられます)。またESBL産生菌など耐性菌の問題になることもE.coliと並んで大きい菌として挙げられます。自分が主治医として先日 […]
人生で一度は診断をしたいなと思っていますが残念ながら私はいまだ診断できたことがない疾患です。この疾患の臨床像を初めて知ったのはドラマDr.House(シーズン1:第22話)で間欠的な腹痛、末梢神経障害、人格変化があり最初全く病気が想起できませんでしたが、答えはまさかの急性間欠性ポルフィリン症で非常に印象に残りました。腹痛で消化器内科の先生が診察する可能性や、末梢神経障害で私のような神経内科医が診察 […]
商品名:ラミクタール ■作用機序:Naチャネル阻害 ■代謝:肝臓 グルクロン酸抱合 *妊娠中やエストロゲンはクリアランス上昇あり・T1/2:25-30hr Tmax:3hr *バルプロ酸併用は半減期が2倍になる・血中濃度:3-15μg/ml TDM7日後gradeC *血中薬物濃度を出来るだけ測定したい(下図は抗てんかん薬血中濃度測定の有用性に関してのまとめ図) *2-20μg/mLという記載もあ […]
フェニトイン PHT: phenytoin 商品名:アレビアチン、ヒダントール ■作用機序:Na受容体阻害 ■代謝:肝臓 CYP2C9>2C19・酵素誘導:3A4,2B6,2C8,2C9,2C19・bioavailability:ほぼ100%・半減期:6-36hr・血中濃度:10-20μg/mL TDM5日後gradeA・中毒濃度:20μg/mL以上*フェニトインは投与量と比べて指数関数的に血中濃 […]
初期研修中に習得するべき基本中の基本が心肺蘇生です。これは何も考えず自然と体が動くことが重要です。 対応 1:意識の確認(刺激、呼びかけ)2:助けを求める3:呼吸・循環の確認(下顎挙上をしながら頸動脈に触れる・10秒間確認できなければ心肺蘇生アルゴリズムへ)*死戦期呼吸を正常な呼吸と勘違いしないことが重要4:以下の心肺蘇生アルゴリズムへ 胸骨圧迫 部位:胸骨下半分(剣状突起は押さない)回数:100 […]
商品名:フィコンパ■作用機序:AMPA受容体拮抗薬 *下図の通りpost-synapticに作用する点が他の抗てんかん薬との違いとして重要で、他剤でコントロールがつかず本剤でコントロールできる場合も確かにあります。 ■製剤:2mg/錠、細粒・Tmax=0.5~2.5hr・T1/2=76hr(半減期が非常に長いことが特徴)・代謝:肝臓 CYP3A4 ■適応:部分発作(二次性全般化を含む)・元々は他の […]
一般名:トピラマート topiramate 略号:TPM商品名:トピナ ■作用機序:グルタミン酸による興奮性伝達を調節+GABAなど幅広いspectrum・最高血中濃度:2-3hr・半減期:1日・血中濃度:5-20μg/ml TDM5日後gradeC・代謝:腎臓(腎機能による用量調節が必要)・製剤:25mg,50mg,100mg/錠、細粒 ■投与法開始:25mg~50mg 1錠分1~2錠分2 (少 […]