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てんかん

てんかん重積 1st line therapy

まず「ABC」の確認をしてからの議論です。「ABC⇒Diazepam」で、いきなりDからスタートしてはいけません。VFでけいれんしている患者にジアゼパムを投与してはいけません。 薬剤の前に、、、てんかん重積管理で最も重要なことは何か? てんかん重積の管理で最も重要なのは何でしょうか? 最も重要なのは「原疾患の治療」です。例えば脳炎に伴っててんかん重積を生じている場合は、脳炎の治療が最も重要です。脳 […]

てんかん重積 2nd line therapy

薬剤選択 ・どの薬剤がより優れているというデータはない。・実臨床ではレベチラセタムまたはホスフェニトインを使用する。フェノバルビタールを使用することは管理人はない。・レベチラセタムは重積量(3000mg)を投与することが重要(なんとなく1000mg投与とかにしない)。循環動態に影響を与えず、薬剤相互作用もないため投与しやすい。・ホスフェニトインは血圧低下や房室ブロックになることが高齢者ではよくある […]

てんかん重積 Status epilepticus

最初に「けいれん重積」という言葉は存在しません。正しくは「てんかん重積(状態)」です。 てんかん重積は「病名」ではない ARDS(Acute Respiratory Distress Syndrome)という病気が存在する訳ではなく「肺炎によるARDS」と表現するように、てんかん重積は病名ではなく病態です。 「肺炎によるARDS」でARDSを改善するためには原因の治療、つまり肺炎の治療が重要です。 […]

自立支援医療制度

概要:2006年より開始した制度。障害者自立支援法によりこれまで更生医療、育成医療、精神通院医療とわかれていたが一本化した。指定の医療機関でうけることが可能。 適応:てんかん(特に重症度などの制限はない)⇒てんかん診断患者は全例申請を勧めてよい メリット:医療費自己負担額を原則1割 申請する場所:市町村役所(保健所ではない) 医療費の助成はいつから?:申請日(書類が役所で受理された日)にさかのぼっ […]

Version 頭部回旋と共同偏視

発作での頭部回旋+共同偏視は元々”adversive”と表現されていました。この言葉には「逆側の方向」という意味を含んでおり、発作焦点の大脳半球と「対側」に頭部回旋と共同偏視を生じることを意味していました。しかし、発作焦点と同側に頭部回旋と共同偏視が生じることを”ipsilateral adversion”と表現すると言葉の意味がぶつかって矛盾してい […]

Seizureと外傷

全般性強直間代発作(GTCS)後に外傷を呈することがしばしばあります。①意識消失による転倒に伴う場合、②GTCSの強い筋収縮によって身体に非常に強い外力がかかり、それによって脱臼や骨折などが生じる場合の2点が原因として挙げられます。特にGTCS後はpostictal confusional stateや鎮静薬剤の遷延などにより骨折に気づきづらいため常に念頭に置いておく必要があります。例えば四肢麻痺 […]

ケタミン ketamine

作用機序:NMDA受容体阻害薬(非競合)組成:ケタラール10mg/ml(製剤の種類:50mg/5ml, 200mg/20ml)*基本原液のまま使用する最高血中濃度:1-5分、半減期:3.6+1.4時間 特徴:呼吸抑制効果が弱い(ベンゾジアゼピンと異なり),昇圧効果がある(循環動態が崩れている際の鎮静薬として優れている)、唾液分泌量増加するがスコポラミンなどで対応可能副作用:血圧上昇・唾液分泌量増加 […]

NORSEの免疫治療

それぞれの分野で最も重症度が高い病態を把握しておくことは重要です。中枢神経の脱髄疾患であればAHLE(こちら)、そしててんかんの中で最も重症な病態がCryptogenic NORSEです。ここではCryptogenic NORSEを中心に、NORSE全般の免疫治療に関してまとめます。 はじめに ・NORSE(new onset refractory status epilepticus)は「病名」 […]

てんかん患者 周術期管理

とあるセミナーで神経疾患の周術期管理について話す必要があり、神経疾患ごとに調べています。てんかんに関しては特別な管理が必要ということはなさそうです。「きちんと発作頻度を普段から管理して、手術当日の朝もASMはいつも通り内服してもらい、術後はできるだけすぐに元の内服をしてもらう」ということに尽きるかと思います。 項目 解説 周術期Seizure頻度 3.4% 手術によるリスクの上昇 不明 リスク因子 […]

そのLPDsはseizureなのか?破壊性病変を反映しているだけなのか?

昨日単純ヘルペス脳炎の患者さんが入院となりました。途中でFIAS(focal impaired aware seizure: 焦点意識減損発作)を繰り返し、持続脳波管理としています。一般的にlateralized periodic discharges(以下LPDs)は①Seizureを反映した放電、②破壊性病変により生じている放電いずれも反映している可能性があります(もちろん両者が混在している場 […]