日常臨床において非常に役立つアプリをここでは紹介したいと思います。
ありとあらゆる診療科において役立つものをまずは紹介させていただきます。
1:Sanford Guide – Antimicrobial 有料・更新料あり(年1回)・英語
分野:感染症
・有名なSanfordのアプリ版です。
・各抗菌薬の投与量を参照する際(特に腎機能による調整が必要な場合)に使用しています。検索機能がついているため、紙版よりも圧倒的に使用しやすいです。英語ですが、実際には用量の参照をしたい場合がほとんどなので英語での使いづらさを感じることはほとんどありません。紙版で挫折してしまった方でも、問題ないことがほとんどです。
・同様のアプリでJohns Hoplins ABX Guidesもあります。Sanfordと両方持っている必要はないので、どちらかで大丈夫と思います。
2:MedCalx 有料・更新料なし・英語
分野:計算・検査・EBM
・CCrの計算・FENaの計算といった計算式や、HAS-BLED scoreといった様々なprediction ruleを実際に使用でき非常に便利です。
・日常臨床での手間を省いてくれ実臨床で活躍すること間違いなしです。
3:Inkling 無料(各教科書は有料)・英語
分野:なし
・重い分厚い教科書のデータ版として利用できます。通常の自炊と違う点としては、チャプター分けがされているため、すぐに読みたいページに飛ぶことが出来る点が便利です。(このアプリをダウンロードしただけでは教科書は読めないので注意が必要です)
・Gray’s anatomay atlas, Diagnostic imaging: Brain, The ICU book, Guyton and Hall Textbook of Medical Physiologyなどを私は入れており、いつでも参照できる状態にあります。
4:e-Anatomy 有料・更新料あり(年1回)・英語
分野:放射線画像診断
・MRI画像やCT画像の正常例を実際にスライス事に、動脈、静脈、神経、筋肉、臓器などごとに確認することが出来非常に勉強になります。
・値段が高いことが何といっても欠点として挙げられます。またときどき動作が不調になることもあります。
5:Evernote 無料(プレミアム版は有料)・更新料あり・日本語
分野:医学のみならず全般
・別記でもEvernoteの紹介をしていますが、そのアプリ版です。日常臨床でEvernoteを閲覧する場合は基本的にこのアプリを使用しています。日常で最も参照するアプリです。