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髄膜炎・脳炎

菊池病による無菌性髄膜炎

菊池病について 1972年に日本で報告された自然軽快するリンパ節炎 ウイルス感染後の自己免疫機序が推定されているが解明されていない年齢平均25歳、全体の70%が30歳未満の若年層に発症する 性差 約77%が女性⇒若年女性に多い地理的 アジアが最も多い症状:リンパ節腫大100%(79%は頸部リンパ節腫大)、発熱35%, 皮疹10%, 倦怠感 7%, 関節痛 7%*参考:自験例は「若年者の発熱+頸部リ […]

髄液ADA

まとめ 髄液ADA:T細胞の活性化を反映しているマーカー⇒結核性髄膜炎に特異的ではない*結核性髄膜炎に関してはこちらもご参照ください 髄液検査一般のまとめはこちらをご参照ください。 原因疾患・GFAP-A:特に重要(こちら) 結核性髄膜炎に類似した髄液所見を呈する・悪性リンパ腫・神経サルコイドーシス・真菌性髄膜炎 髄液ADAについて検討した文献 A spectrum of neurological […]

抗GABA-B受容体脳炎

病態:神経細胞表面のGABA-B受容体に直接抗体が結合⇒抗体自体がpathogenic(血清、髄液いずれからも抗体が検出される) 臨床像:てんかん発作(最多)、記憶障害、異常行動 画像:辺縁系脳炎 GABA-Bに特徴的画像所見として確立したものはない 腫瘍随伴:肺小細胞癌が多い(約50-75%) 文献 “Anti-γ-aminobutyric acid B receptor autoi […]

抗AMPA受容体脳炎

・AMPA受容体のGluA1/GluA2サブユニットを標的とする自己抗体による自己免疫性脳炎であり辺縁系脳炎の臨床像を呈する・抗体自体による直接の病原性が指摘されている・2009年の10例辺縁系脳炎報告が最初である(後述)・辺縁系脳炎の代表的な抗体はLGI1, GABA(B)R, AMPARの3つ 抗AMPAR脳炎最初の報告 Lai M, Hughes EG, Peng X, et al. AMP […]

クリプトコッカス髄膜炎

病原体 ・Cryptococcus neoformans(世界中どこでもあり基本) ・Cryptococcus gattii(亜熱帯、オーストラリア、パプアニューギニアなどで限定的) 感染経路:肺からの空気感染(airzole) ・肺からの血流感染を経由して中枢神経へ感染・潜伏期間後の再活性化により発症する・菌体は莢膜に包まれており、マクロファージに取り込まれて免疫細胞からの攻撃を免れる作戦をとる […]

細菌性髄膜炎と副腎皮質ステロイド

文献をまとめます。 RCT de Gans J, van de Beek D; European Dexamethasone in Adulthood Bacterial Meningitis Study Investigators. Dexamethasone in adults with bacterial meningitis. N Engl J Med. 2002 Nov 14;347(2 […]

髄液細胞数正常の細菌性髄膜炎

過去に同じテーマの記事がありましたが,情報をまとめこちらを新しいVersionとさせていただきます。 重要文献 “Bacterial meningitis presenting with a normal cerebrospinal fluid leukocyte count” J Infect 2020;84;615-620. ・2006年から2020年にかけてオランダで […]

ICU患者の髄液検査

ICU患者が新規に意識障害(または遷延性意識障害)を発症した際に原因精査(またはfever workup)で髄液検査をする意義はあるか?について調べた文献 Surgical ICU(脳神経外科,免疫不全者を除く70例)入室患者の髄液検査を検討した後ろ向きコホート研究 髄膜炎は0例(75例抗菌薬先行投与がある点に注意)Intensive Care Med 1997; 23: 749–752.  […]

エンテロウイルス髄膜炎

ウイルス性髄膜炎の3大原因:エンテロウイルス、HSV-2(こちら)、VZV 最も大規模な成人エンテロウイルス髄膜炎のコホート研究 Neurology® 2021;97:e454-e463. doi:10.1212/WNL.0000000000012294 エンテロウイルスによる髄膜炎(成人419例)の前向きコホート研究(デンマーク)*髄液中エンテロウイルスPCR陽性+ウイルス性髄膜炎に合致する臨床 […]