ゲパント CGRP受容体拮抗薬
片頭痛治療におけるGepant製剤について調べた内容をまとめます。 ゲパント(Gepant)製剤総論 CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は三叉神経侵害受容求心性C繊維内に含まれる⇒活動電位が三叉神経に伝わるとCGRPが放出⇒受容体に結合(①頭蓋内動脈の平滑筋細胞により血管拡張、②髄膜の肥満細胞での炎症、③C繊維⇒Aδ繊維へのシグナル伝達) 下図:Durham PL. CGRP-recept […]
片頭痛治療におけるGepant製剤について調べた内容をまとめます。 ゲパント(Gepant)製剤総論 CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は三叉神経侵害受容求心性C繊維内に含まれる⇒活動電位が三叉神経に伝わるとCGRPが放出⇒受容体に結合(①頭蓋内動脈の平滑筋細胞により血管拡張、②髄膜の肥満細胞での炎症、③C繊維⇒Aδ繊維へのシグナル伝達) 下図:Durham PL. CGRP-recept […]
抗精神病薬 各受容体を抑制した場合の効果・ドパミンD2受容体:幻覚妄想改善、錐体外路悪化、意欲低下・セロトニン 5-HT2A受容体:意欲改善、興奮抑制・ヒスタミンH1受容体:鎮静、体重増加・ムスカリンM1受容体:便秘、せん妄・アドレナリンα1受容体:起立性低血圧、めまい MARTA 多元受容体作用抗精神病薬(Multi-Acting Receptor-Targeted Anti […]
正常圧水頭症のまとめがないことに気が付きました・・・。高齢者の歩行障害の鑑別、また”treatable dementia”の鑑別として必ず挙げる必要があります。 分類・病態 ・特発性・続発性:くも膜下出血、頭部外傷、髄膜炎 病態:詳細は未解明 神経の脳室拡大による圧迫だけでは説明できなさそう・くも膜顆粒からのCSF吸収障害→脳室拡大により脳室周囲の浮腫を生じ、同部位に虚血を […]
原理 ・前庭動眼反射(Vestibulo-ocular reflex: VOR)を調べている。・求心路=前庭神経Ⅷ,脳幹反射中枢=橋(前庭神経核),遠心路=動眼神経Ⅲ,外転神経Ⅵ・頭部回旋方向の前庭神経が刺激され,眼を対側に向ける遠心性の作用・異常:上記反射経路に異常がある場合⇒脳幹内の前庭神経核(または前庭神経の脳幹内走行部位)を含む病変の場合も異常になる点に注意(”末梢性”という言葉ではこの脳 […]
めまい診療についてはこちらに詳しくまとめているのでご参照ください。 はじめに・私見 まず私は”HINTS”を全く使っていないです。そして自施設では若い先生方に「使わないこと」を推奨しています。 めまい診療で最も重要なことは「各病巣と眼振,神経所見の対応関係を理解すること」です(こちら)。「急がば回れ」でここの対応関係をきちんと理解することが何よりも重要で、ここを充分理解していないまま” […]
病原体 ・Cryptococcus neoformans(世界中どこでもあり基本) ・Cryptococcus gattii(亜熱帯、オーストラリア、パプアニューギニアなどで限定的) 感染経路:肺からの空気感染(airzole) ・肺からの血流感染を経由して中枢神経へ感染・潜伏期間後の再活性化により発症する・菌体は莢膜に包まれており、マクロファージに取り込まれて免疫細胞からの攻撃を免れる作戦をとる […]
Suleiman A, Sauer WJ, Eikermann M, Tam C, Douketis JD, Spyropoulos AC. Direct oral anticoagulant management for neuraxial anaesthesia and deep peripheral nerve blocks. Br J Anaesth. 2025 Dec;135(6):16 […]
McDonald診断基準2017年版(こちら)から改訂になりました。 Diagnosis of multiple sclerosis: 2024 revisions of the McDonald criteria.Montalban X, Tintoré M, Lebrun-Frénay C, et al. Lancet Neurol. 2025;24(8):850-865. 前提条件 1:除外 […]
薬剤総論 ・疾患修飾作用(進行を遅らせることができる薬剤)の確立した薬剤はない。・現状使用することができる薬剤はいずれも対症療法薬である。・初期はtherapeutic windowが広い(honeymoon period)が,進行してくるとtherapeutic windowが狭くなり至適な薬物血中濃度を保つことが難しくなる(投与量が多すぎるとdyskinesiaを生じ,少ないとoffになる) […]
抗血小板薬総論に関してはこちらをご参照ください。クロピドグレルはプロドラッグであり,CYP2C19で代謝され活性型になります。ここで問題となるのが「PPIがCYP2C19を阻害してしまうとクロピドグレルの薬効に影響がでてしまう」点です。調べた内容をまとめていきます。 薬理学的側面 健常者における活性型代謝産物の血漿濃度阻害効果:オメプラゾール>エソメプラゾール>ランソプラゾール>dexlansop […]