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2025年12月

CNS/PNSいずれも障害する病態

鑑別 “LP GBS” *管理人の作った語呂(今後改訂するかも) ・Lymphoma・Paraneoplastic neurological syndrome・Ganglioside(GQ1b), GFAP-A・B1, 12 (Vitamin)・Sarcoidosis, Sjogren syndrome 文献 CNS/PNSいずれも障害する免疫介在性の病態 ICCP: im […]

髄液ADA

まとめ 髄液ADA:T細胞の活性化を反映しているマーカー⇒結核性髄膜炎に特異的ではない*結核性髄膜炎に関してはこちらもご参照ください 髄液検査一般のまとめはこちらをご参照ください。 原因疾患・GFAP-A:特に重要(こちら) 結核性髄膜炎に類似した髄液所見を呈する・悪性リンパ腫・神経サルコイドーシス・真菌性髄膜炎 髄液ADAについて検討した文献 A spectrum of neurological […]

抗GABA-B受容体脳炎

病態:神経細胞表面のGABA-B受容体に直接抗体が結合⇒抗体自体がpathogenic(血清、髄液いずれからも抗体が検出される) 臨床像:てんかん発作(最多)、記憶障害、異常行動 画像:辺縁系脳炎 GABA-Bに特徴的画像所見として確立したものはない 腫瘍随伴:肺小細胞癌が多い(約50-75%) 文献 “Anti-γ-aminobutyric acid B receptor autoi […]

2025年買って良かったもの

2025年に管理人が購入して良かった物を紹介していきます。 サーモス水筒 真空断熱ポケットマグ 150ml ポケットや小さいバッグに入ってすぐに取り出せる小さな水筒としてとても重宝しました。150mLの大きさの水筒なかなかないですし、保温性もとても高いのでお勧めです。 Rohida ロディア ノート ソフトカバーノートブック A6 横罫 仕事で持ち運ぶノートとして今年はこちらのRohidaノートを […]

2025年振り返り

私にとって2025年は医師になってから最も臨床力の成長曲線の鈍化を痛感した1年でした。 日々真面目に臨床に取り組んでいるつもりではありますが、臨床の視座が固定化し、独りよがりのパターン化した診療になってしまい、いくら論文を読んで勉強していても診療が停滞してしまいました。外来でもしばしば「これ以上自分の力ではわからない」という例が多く、力不足を痛感しました。また実際に誤診例もありました。irAEによ […]

抗AMPA受容体脳炎

・AMPA受容体のGluA1/GluA2サブユニットを標的とする自己抗体による自己免疫性脳炎であり辺縁系脳炎の臨床像を呈する・抗体自体による直接の病原性が指摘されている・2009年の10例辺縁系脳炎報告が最初である(後述)・辺縁系脳炎の代表的な抗体はLGI1, GABA(B)R, AMPARの3つ 抗AMPAR脳炎最初の報告 Lai M, Hughes EG, Peng X, et al. AMP […]

クリスマスソング

2025/12/24にこの記事を書いています。みなさんはどんなクリスマスソングを聴かれていますか?私の好きな曲を紹介します。 “Candy Cane Lane” Sia 私はこの”Sia”さんの力強いハスキーな声が大好きでよく聴いています。クリスマスソング色々あるんですが、この曲は明るくポップで元気がでるのでクリスマスシーズンはよく聴いています。この […]

double seronegative MG

抗AChR抗体、抗MuSK抗体いずれも陰性の重症筋無力症がdouble seronegative MG(dSNMG)です。MG全体の約10%を占めます。大規模な前向き研究はなく、治療戦略も基本は抗体陽性のMGと同じです。特徴などを調べてまとめます。 診断・誤診について “Double seronegative myasthenia gravis and mimics: a retros […]

救急外来の腹痛でなぜ”単純”CT?

過去に勤務した病院では救急外来で「なんとなく単純CT」というオーダーが非常に多かったです。中途半端な診療によって診断・マネージメントが定まりきらないことを避けたいです。全国的にこの問題は根深いのではないかと感じます。 結論:単純CTの積極的適応は尿管結石のみ 単純CTが参考になるが、結局造影CTが追加で必要となる疾患・虫垂炎は腹腔内脂肪が十分ある場合は単純CTで十分診断できるが、膿瘍形成などの評価 […]

造影CT検査による腎機能障害のリスクについて

CA-AKI Contrast-Associated Acute Kidney Injury 定義(KDIGO)以下いずれかに該当・造影剤≦48時間以内にΔcre≧0.3 mg/dL以上増加、または7日以内にベースラインの1.5倍以上増加・尿量が0.5 mL/kg/時以下の状態が6時間以上続く 病態①直接的毒性:尿細管上皮細胞に対する造影剤の直接的作用(細胞機能障害、アポトーシス誘導)②間接的影響 […]