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第53回日本集中治療医学会学術集会@パシフィコ横浜 2026/3/5-7

今回集中治療学会からお声がけいただき、「意識障害における神経所見の活かし方」というテーマで”よくわかるセミナー”にて講演させていただきました。会場が思った以上にとても広くて足ががくがく震えるくらい緊張しました。

テーマは意識障害の神経所見です。最新のエビデンスはそこまでない領域なので、知識を整理するために”Plum and Posner”の意識障害テキストをほぼすべて(神経予後の項目以外)読みました。改めて教科書をゴリゴリ読み直すと時間はとてもかかるのですが、新しい発見、勘違いしていた点の修正、知識の整理にとても良かったです。私自身とても勉強になりました。

意識障害の神経所見は診察自体はそこまで複雑ではないので、解剖学的に覚醒経路とどのような関係にあるのか?その所見をどう解釈するか?ピットフォールは何か?重み付けをどうすべきか?を中心に解説しました。講演時間が30分だったので、短い時間にかなり内容をつめこんでしまいましたが聞いてくださった方々の感想が気になるところです。

集中治療学会の先生方には今回お声がけいただき本当にありがとうございました。またご参加いただいた先生方、看護師さん含めたメディカルスタッフの方々大変ありがとうございました。

私は金曜日発表で、土曜日にその他の講演を色々拝聴させていただいたのですが、今回集中治療学会に初めて参加して感じた点は2点あります。

1点目は看護師さんがたくさん参加されており、みなさんとても熱心であるという点です。私の講演後に、会場や廊下で最も直接質問しに来てくれたのは色々な病院の集中治療室で働いていらっしゃる看護師さんでした。神経所見は看護師さんにとっても現場で一体何をすればよいか?わかりづらく、また難しいテーマのようで、とても興味をもって聞いてくださった印象でした。この点は教育のニーズが大きい印象です。

2点目はメイン会場で開催される大規模なシンポジウムなどで若手の先生方が主体となって活躍されている点です。私と同じくらいの学年の集中治療の先生方がガイドラインの解説など含めてされていらっしゃり、純粋にすごいなと感じました。若手の先生が活躍することを学会全体として後押しサポートしている印象があり、とても活気があり風通しが良い印象がありました。

神経集中治療の領域は神経内科医よりも集中治療医の先生方の方が圧倒的に詳しい状況になっており、双方のコミュニケーションがもっと必要と思います。私自身もっとコミュニケーションを通じて勉強しながら発信できるようになりたいなと改めて感じました。

ここ最近は体調を崩したり、色々な準備で睡眠時間を削ったりして疲れていたましたが、これでいったん落ち着きました。少し休みながら体調を戻していきたいです。