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2025年12月

ゲパント CGRP受容体拮抗薬

片頭痛治療におけるGepant製剤について調べた内容をまとめます。 ゲパント(Gepant)製剤総論 CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は三叉神経侵害受容求心性C繊維内に含まれる⇒活動電位が三叉神経に伝わるとCGRPが放出⇒受容体に結合(①頭蓋内動脈の平滑筋細胞により血管拡張、②髄膜の肥満細胞での炎症、③C繊維⇒Aδ繊維へのシグナル伝達) 下図:Durham PL. CGRP-recept […]

急性期のせん妄・BPSDに対する薬剤

抗精神病薬 各受容体を抑制した場合の効果・ドパミンD2受容体:幻覚妄想改善、錐体外路悪化、意欲低下・セロトニン 5-HT2A受容体:意欲改善、興奮抑制・ヒスタミンH1受容体:鎮静、体重増加・ムスカリンM1受容体:便秘、せん妄・アドレナリンα1受容体:起立性低血圧、めまい MARTA 多元受容体作用抗精神病薬(Multi-Acting Receptor-Targeted Anti […]

特発性正常圧水頭症 iNPH: idiopathic normal pressure hydrocephalus

正常圧水頭症のまとめがないことに気が付きました・・・。高齢者の歩行障害の鑑別、また”treatable dementia”の鑑別として必ず挙げる必要があります。 分類・病態 ・特発性・続発性:くも膜下出血、頭部外傷、髄膜炎 病態:詳細は未解明 神経の脳室拡大による圧迫だけでは説明できなさそう・くも膜顆粒からのCSF吸収障害→脳室拡大により脳室周囲の浮腫を生じ、同部位に虚血を […]

head impulse test

原理 ・前庭動眼反射(Vestibulo-ocular reflex: VOR)を調べている。・求心路=前庭神経Ⅷ,脳幹反射中枢=橋(前庭神経核),遠心路=動眼神経Ⅲ,外転神経Ⅵ・頭部回旋方向の前庭神経が刺激され,眼を対側に向ける遠心性の作用・異常:上記反射経路に異常がある場合⇒脳幹内の前庭神経核(または前庭神経の脳幹内走行部位)を含む病変の場合も異常になる点に注意(”末梢性”という言葉ではこの脳 […]

めまい診療の”HINTS”について

めまい診療についてはこちらに詳しくまとめているのでご参照ください。 はじめに・私見 まず私は”HINTS”を全く使っていないです。そして自施設では若い先生方に「使わないこと」を推奨しています。 めまい診療で最も重要なことは「各病巣と眼振,神経所見の対応関係を理解すること」です(こちら)。「急がば回れ」でここの対応関係をきちんと理解することが何よりも重要で、ここを充分理解していないまま” […]