FOUR scoreは神経集中治療領域での意識状態の評価で有用です.
意識状態の評価はGCS(Glasgow come scale)が一般的ですが,集中治療室では気管挿管されている患者が多く言語(Verbal response)の評価ができない点が問題です.また脳幹反射も評価できません.
FOUR( Full Outline of Unresponsiveness) scoreは開眼, 運動反応,脳幹反射,呼吸の4項目から構成され,①気管挿管されており発語ができない患者も評価でき,②脳幹障害を評価できる2点がGCSと比べて優れています.
| Eye Response 開眼 | Motor Response 運動反応 | Brainstem Reflex 脳幹反射 | Respiration 呼吸 | |
| 4点 | 開眼 指示で開眼,追視,瞬目あり | 親指立て,ぐー,ピース可能 | 対光反射+角膜反射あり | 非挿管 規則的な呼吸 |
| 3点 | 開眼 追視なし | 痛みの部位に四肢を持ってくる | 片側散瞳固定 | 非挿管 Cheyne-Stokes呼吸 |
| 2点 | 閉眼 大声で開眼 | 痛み刺激に対して屈曲位 | 対光反射または角膜反射消失 | 非挿管 不規則な呼吸 |
| 1点 | 閉眼 痛み刺激で開眼 | 痛み刺激に対して伸展位 | 対光反射+角膜反射消失 | 挿管 呼吸回数設定より多い呼吸 |
| 0点 | 閉眼 痛み刺激で開眼なし | 痛み刺激に対して反応なし 全身性ミオクローヌス | 対光反射+角膜反射 +咳嗽反射いずれも消失 | 挿管 呼吸回数設定での呼吸または無呼吸 |
Ann Neurol 2005;58:585–593