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拙著「レジデントのための神経診療」販売中です!

いつもブログ・ホームページをご覧になっていただき大変ありがとうございます。2023年8月28日に管理人が執筆させていただきた、「レジデントのための神経診療」が医学書院より発売となりその宣伝となります。 本書は神経内科非専門の初期研修、総合内科、救急科などの先生方向けの入門的な内容で、病歴+神経所見の取り方”history and physical”、病巣を推定するために武器 […]

広告:2025年1月25日(土) / 3月2日(日)開催 ハンズオンセミナー『医師による医師のためのChatGPT入門』臨床がはかどる魔法のプロンプト

以下、医学書院さんからのご案内広告です。 2022年11月にOpenAI社が公開した対話型生成AI――ChatGPT。それまで「AI(人工知能)」を近未来の代名詞にさえ感じていた方も多いのではないでしょうか。しかしChatGPTの登場以降、急速に、同時に着実に、人々の生活に浸透してきていると実感する方は少なくないはずです。現在、ChatGPTをはじめとする生成AIの効果的な使い方は、SNSで多くの […]

拙著「内科診療ことはじめ」発売中です!

いつもホームページをご覧になっていただき大変ありがとうございます。今回は宣伝になります。私(管理人)が執筆させていただいた初期研修医の先生方向けの本「内科診療ことはじめ」が2022年3月7日羊土社さんから発刊となりました!国保旭中央病院でご指導いただいた総合診療内科の塩尻俊明先生に監修いただいております! 内科の幅広い分野に関して「研修医の先生方」を対象に、救急外来・病棟や”prima […]

広告:Medixpostさんのご案内

以下広告です。 日本の脳神経内科医の4割以上、40歳以下の6割以上が利用中のMedixpostをご存知ですか? Medixpostは、脳神経内科領域の最新論文や臨床Tipsなど重要情報を共有し、スキマ時間で知識をアップデートできる、医師限定の無料サイトです。 重要知見や最新論文、暗黙知の発信、意見交換が日々実名で行われていますので、信頼性の高い脳神経内科領域の重要情報を効率よく手に入れることができ […]

多発性硬化症 周術期管理

多発性硬化症の周術期管理に関するガイドラインは現時点ではありません。日本のガイドライン”多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン 2023”でも周術期に関しての記載はないです。 以下のreview文献が最も最新かつ包括的な内容なのでその記載をまとめます。すごくよくまとまっているので、若手Neurologistは自身のMS患者が何かしらの手術になる場合やコンサルテーションを受ける場 […]

Acute Unilateral Vestibulopathy(AUVP) / 前庭神経炎 vestibular neuritis

元々は前庭神経炎(vestibular neuritis)といわれていましたが、前庭神経炎の病態はウイルス(特にHSV-1)による炎症だけではなく、虚血なども想定されています。そこでより包括的な疾患概念としてAcute Unilateral Vestibulopathy(AUVP)と近年は呼ばれます(以下の論文では「AUVPが望ましいが、前庭神経炎という用語も同時に使用可能」と記載しています)。 […]

Anti-GQ1b antibody syndrome

私は現在の施設でなぜかFisher症候群とBickerstaff脳幹脳炎を沢山診療します(地域性ってあるのでしょうか?)。その経験を通じて私のようなしょぼNeurologistが言うのもあれなのですが、この”Anti-GQ1b antibody syndrome”という概念が実臨床に最も合致していると思います。“Anti-GQ1b antibody syndro […]

PTTD posterior tibial tendon dysfunction 後脛骨筋機能不全

本日外来でこれかなーという方がいました。左足関節の筋力低下で腰椎椎間板ヘルニアの診断となっていたけれど改善なく紹介となった例です。MMT上左の後脛骨筋のみ顕著に筋力低下があり(その他TAなどは筋力低下なし)、左が扁平足になっており、感覚障害はなくアキレス腱反射は左右差なく保たれていました。 後脛骨筋(Posterior Tibialis)の解剖 起始:脛骨腓骨の後面 停止:舟状骨、楔状骨、第2-4 […]

めまいの対症療法

もちろんBPPVは耳石置換法などetiologyに準じた治療が最も大切ですが、実臨床ではきちんと対症療法薬を使いながら問診や診察をすすめる必要があります。めまいのレクチャーをすると必ず最後の質問でここのめまい対症療法薬の質問がでるのでエビデンスに関してまとめます。 抗ヒスタミン薬 ・急性期のめまい対症療法薬として第1選択でありヒスタミン受容体H1, H3が重要。・BBBを通過する必要があるため、第 […]

てんかん重積の管理で”burst-suppression”を目指すべきなのか?

てんかん重積の管理でEEG surrogate(つまりEEGでの管理目標)は3択で①electrographic seizure頓挫、②burst suppression達成、③isoelectric curveです。どれを目指すべきか?結論は「現状わからない」です。以下で色々論文の紹介をしますが、どれも釈然としないところです。すっきりとした回答ができずごめんなさい。忙しい方は読まなくて大丈夫です […]

「あの症例どうなった?」著:音成秀一郎先生

ここ最近で最も勉強になったオススメの医学書を紹介させていただきます。私のような若輩者が音成先生の本について語るのは恐れ多いのですが、、、私の思う本書の素晴らしい点は以下です。 1:極めて実臨床に沿っており、理想論や机上の空論になっていない・音成先生のてんかん発作の3原則(本書で何度も強調されております)、また原則に外れる場合に考えるべき鑑別への整理が実臨床に則してとても分かりやすく勉強になります。 […]

腎腫瘤へのアプローチ

画像検査で偶発的に認めた腎病変に関してのアプローチをまとめます。自施設の腎臓内科専攻医K先生がとてもよくまとめてくださり、ご許可いただきこちらにも掲載させていただきます(大変ありがとうございます)。 Bosniak分類 ・嚢胞性腎腫瘤の悪性腫瘍リスクを解剖学的な画像所見を元に層別化したもの*最初は1986年に発表され2019年updateされている Bosniak MA. The current […]

難病医療費助成制度

指定難病の医療費助成の対象 以下AまたはBが医療費助成の対象A. 重症度を満たす場合(以下条件1+2いずれも満たす場合)B. 軽症かつ高額(以下条件1のみを満たす場合=重症度を満たさない):月ごとの医療費総額が33,330円を超える月が年間3月以上ある場合*ここでの医療費総額とは実際に窓口で支払う額ではなく、10割分です(加入している医療保険が負担する分も含む)。つまり3割負担の方は、33,330 […]

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