肝腫瘤病変へのアプローチ
ここではサーベイランスでの指摘ではなく、腹部エコー検査で偶発的に肝腫瘤性病変を認めた場合のapproachに関してまとめる。 問題となるのは悪性腫瘍(3つ:肝細胞癌・肝内胆管癌・転移性肝癌)である↓腫瘍リスク評価・B型肝炎、C型肝炎 肝硬変の有無・腫瘍の併存または既往(転移性腫瘍の可能性)↓画像評価・ダイナミック造影CT*EOB-MRIは感度がより高く質的評価が可能であり、CT検査で判断が難しい場 […]
ここではサーベイランスでの指摘ではなく、腹部エコー検査で偶発的に肝腫瘤性病変を認めた場合のapproachに関してまとめる。 問題となるのは悪性腫瘍(3つ:肝細胞癌・肝内胆管癌・転移性肝癌)である↓腫瘍リスク評価・B型肝炎、C型肝炎 肝硬変の有無・腫瘍の併存または既往(転移性腫瘍の可能性)↓画像評価・ダイナミック造影CT*EOB-MRIは感度がより高く質的評価が可能であり、CT検査で判断が難しい場 […]
VPD(Vaccine Preventable Diseases):こちらのサイト”Know VPD” VPDを知って、子どもを守ろう。が素晴らしくわかりやすくまとまっているためご参照ください 一覧 ワクチンの分類 生ワクチン 不活化ワクチン トキソイド 成分 弱毒化した病原体 微生物の一部が抗原 毒素が抗原 基本的な注射方法 皮下注 筋注 投与 1~3回 1~4回 投与間 […]
部位:生理的狭窄部位 ・腎盂尿管移行部:背部痛(最も多い)・腸骨動脈交差部・尿管膀胱移行部:下腹部痛鼠径靭帯:腹部~腰背部にかけての疼痛 *尿管結石:シュウ酸カルシウム結石が最多、リン酸カルシウム、尿酸、シスチン 臨床像 ・突然発症・正常:間欠または持続性*炎症が病態なので持続性になることもある→間欠痛でないからといって除外することはできない・嘔吐:認めること多い 50%(尿管からの迷走神経刺激に […]
最近は内科の小さめの記事ばかりですが、記事の数が800になりました!ここ1年は更新頻度が劇的に減ってしまったいたのですが・・・去年700記事なので、一応ならすと1年あたり100記事くらい作っているようです。一重に読者の方々のおかげで大変ありがとうございます。 最近はもはや何の記事を書いていて、何を書いていないのか自分でも分かりません・・・。これって書いたかな?と思ったら書いていなかったり、書いてい […]
病態・臨床像 疫学:高齢者に好発 (70歳以上が多い、50歳以下はない *年齢から除外することが可能な疾患)・滑液包炎(特に肩峰下滑液包・三角筋下滑液包・大転子滑液包・坐骨滑液包)が主体。主訴は「筋痛」>「関節痛」>>「発熱」。・発症:急性~亜急性で発症日が特定できる場合が多い。・筋力低下や筋原性酵素上昇は通常なく、炎症反応(ESR・CRP)は通常上昇。・痛み・可動域制限の分布:肩(70-95%) […]
病態・臨床像 滑膜を主体とした炎症 臨床上のPoint・関節痛だけではなく、関節腫脹があることが重要 *関節炎に関してこちら・朝のこわばりが30分以上持続する・分布は指関節の中でDIP関節は障害されない(滑膜が少ないため) *手指関節の診察はこちら*DIP関節が障害される原因:OA・乾癬性関節炎・PIP, MCP, 手関節多いこと重要(OAは手関節少ない)・高齢発症関節リウマチ(EORA: eld […]
臨床症状 ・発熱(60-100%)から発症:spike fever(1日ごと もしくは 1日にうちに2回spike-feverが出現する)、発熱の間欠期があることが特徴的(間欠期は比較的けろっとしており元気であることが特徴)。・関節炎(70-100%):手、膝、足関節に多い・咽頭痛70% *上気道炎と間違えられる場合も・皮疹(紅斑 60-80%)重要!:発熱と同時に出現することが多い(程度により発 […]
病態 定義:気道の慢性炎症+変動性のある気道狭窄+臨床症状Ⅰ型アレルギー:Th2細胞活性→IL-4,5,13→好酸球動員・IgE経路で肥満細胞脱顆粒*好酸球増多に関してはこちら *FeNO>35ppb:好酸球性の炎症を反映している(=ICS効果ある)重症度 発作強度 軽度 中等度 高度 重篤 呼吸困難 臥床可能 臥床不能 体動困難 呼吸減弱・停止 チアノーゼ 動作 やや困難 かなり困難 かろ […]
病態・疫学 病態:Ⅰ型アレルギー(IgEを介した機序)*Ⅰ型アレルギー:アナフィラキシー、喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、口腔アレルギー症候群など アレルギー性鼻炎の抗原 季節性・スギ:2-4月 *ハンノキ1-5月、シラカンバ3-5月・ヒノキ:3-5月・イネ科:4-10月・ブタクサ:8-10月 通年性・ハウスダスト・ダニ・ゴキブリ・イヌ、ネコ 合併・アレルギー性結膜炎・副鼻腔炎・喘息・アトピー性皮 […]
血を吐いた場合出血源は3つの可能性「消化管」、「気管支~肺」、「鼻~咽頭~喉頭」がある。1:消化管(吐血):嘔気・嘔吐を伴う、食物残渣の混入 2:気管支~肺(喀血):咳嗽のタイミングで血を出す、泡沫状3:上気道・口腔:血液が咽頭へ垂れてくる *上部消化管出血を示唆する所見(JAMA. 2012;307(10):1072-1079)・過去の上部消化管出血 感度22%、特異度96%、陽性尤度比6.2、 […]