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Alexander’s Law

Alexander’s Lawは自発眼振を認める際に、眼振が急速相(fast-phase)の方向を注視したときに増強し、反対の緩徐相(slow-phase)の方向を注視したときに減弱する現象です。 ポイント ・Alexander’s Law自体は末梢性・中枢性いずれでも認めるため、Alexander’s Lawに従うだけでは中枢性か末梢性かの区別はできない(末梢 […]

脳死判定と注意点

これまでの歴史的な経緯 1968年8月:和田心臓移植事件 色々な議論があるが、この間に日本では脳死、移植に関する議論は下火になりこの間に海外では臓器移植の技術が大きく進歩した 1985年:竹内基準(脳死判定基準) *全脳死を作用1:深昏睡、2:瞳孔散大固定、3:自発呼吸の消失(無呼吸テスト)、4:脳幹反射の消失、5:平坦脳波 1997年:「臓器移植法」成立 *法的脳死判定は竹内基準に準拠することに […]

咀嚼障害から発症するMG

重症筋無力症は15%程度で嚥下障害、構音障害、また咀嚼障害を認めます。今回はその中でも咀嚼障害がテーマです。一口噛むごとに、だんだんと咀嚼する力が弱くなっていくことが特徴的な病歴です。食事の際、「手で顎を下から上に押し上げるように支えて咀嚼する」、あるいは「首を曲げて上顎を下方に回転させるようにして閉口する」といった特徴的な代償動作を認める場合もあります。→巨細胞性動脈炎の顎跛行との鑑別が重要 疼 […]

IBDと末梢神経障害

私はこれまで経験がないのですが、そうなのかもしれない(確定していない)症例があったため検討します。 疫学 IBDの神経合併症 0.25%-47.5%末梢神経障害の頻度:13.4%, 8.8%など報告により差がある長期の人口ベース追跡研究では、30年累積罹患率は2.4%とされ、通常はIBDの診断からかなり年数を経た非活動期(寛解期)に遅発性に発症しやすい “Peripheral neur […]

足関節底屈MMT

MMTを測定していて、足関節底屈のところだけ MMT5、それ以外が4というカルテ記載をしばしばみかけます。これは注意が必要で、足関節底屈のMMTは筋力の強さ、てこの原理などから過大評価になりやすいです。 足関節底屈のMMTの問題点 ・MMTは筋力を過大評価する傾向がある:非常に強力な筋肉(抗重力筋)であるため徒手筋力テストでは実際には筋力低下があったとしても検者の力でわからず、正常と判断してしまう […]

肩甲背神経 dorsal scapular nerve

解剖 ・髄節:C5・走行:後頸三角 (一部はC4,6から寄与があることや、長胸神経と共通幹を形成することもある)→中斜角筋を貫通→後斜角筋と上後鋸筋、肩甲挙筋の間を走行→肩甲骨内側縁(medial scapula border)の近くを下降*中斜角筋(middle scalene muscle)を通過する領域が最も絞扼圧迫を受けやすい・支配筋:菱形筋 rhomboid(大菱形筋と小菱形筋)・機能: […]

Clinical Picture/Image 投稿先

原則 ・写真は余計なもの(患者さんの私物など)が入らないようにする、影を作らない、できれば自然光が望ましい、診察室内の場合は照明の位置に注意する・できれば治療介入前後または自然経過でのPreとPost両方の画像・写真があった方が望ましい(説得力が全く違う)・その画像・写真が診断やAction planに直結するものが望ましい(ただ派手であったり珍しいだけではなく)・ただ派手なだけでも採択はされるか […]

前大脳動脈 ACA anterior cerebral artery

前大脳動脈領域の梗塞は脳梗塞全体の中では比較的稀ですが色々考えることが多いため主に解剖学的背景をまとめます。 解剖学的変異 ACAの解剖学的変異の検討 “Anatomical variants of anterior communicating artery complex. A study by Computerized Tomographic Angiography” […]

デキサメタゾン髄腔内投与 IT-DEX NORSE

IT-DEX 文献 “Intrathecal Dexamethasone as a FIRES Extinguisher: A 12-Patient Clinical Experience with Usage of Intrathecal Dexamethasone for Febrile Infection-Related Epilepsy Syndrome” Neur […]

Extreme Cryptogenic NORSE

Cryptogenic NORSEの段階でもう超難治なのですが、2026年に更に難治で共通した特徴をもつC-NORSEの症例についての報告があります。これら報告はいずれも脳波上Suppressionにも関わらずGPDsを生じることと、刺激誘発性の発作を伴う点が挙げられ、既報例は全例死亡しています。 “An extreme type of new onset refractory sta […]