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医学いろいろ

Shared Decision Making:共同意思決定

Neurologyはtoughな患者家族との面談が非常に多い科です。私自身とても苦手としているところです。実は結構前になるのですが、自施設でコロンビア大学緩和ケア中川俊一先生の”Shared decision making”に関するご講義を拝聴した際に非常に感銘を受けました。ここではそこで学んだ内容などを記載していきます。まだ勉強中かつ苦手意識があるところですが、少しずつ取 […]

DNAR(Do Not Attempt Resuscitation)

私が現在勤務している施設で最も勉強になっていることの1つがACPについてです。特に総合内科H先生、集中治療部N先生を始めとして多くを勉強させていただいております。自分から調べた内容というよりも純粋に教えてもらった内容ばかりになりますが、少しずつまとめていきたいと思います。特に今回は総合内科H先生から教えていただいた内容が中心です。DNAR(Do Not Attempt Resuscitation) […]

bihemispheric PICA

先日両側PICA領域の小脳梗塞で、片側のPICAが両側小脳を還流している血管解剖の症例がありました。bihemispheric PICAと呼ばれ調べた内容を簡単にまとめます(血管造影検査を日常的にされている先生方にとっては当たり前の内容かもしれません)。 解剖 ・椎骨動脈から分岐→延髄周囲を走行→小脳扁桃と第四脳室屋根後半部の間を通過→小脳半球と小脳虫部→vermian branch(medial […]

尿毒症による不随意運動

顔面と首を主体に急性経過で不随意運動を呈しており、四肢にはほとんど認めない透析を数日スキップした高齢女性の方がおられました。asterixisもはっきりせずTMAとしても長すぎる経過もあり、代謝性で尿毒症由来かなーということで透析をしたところその夕方には寛解しました。まだ少ししか調べられていないですが、尿毒症による不随意運動に関して勉強して追記していきます。 多い不随意運動:ミオクローヌス、2次性 […]

後頭神経痛 occipital neuralgia

田舎の病院で内科外来をしているときはよく遭遇しました。本日外来でそうなのかな?と微妙な症例があり改めて勉強しました。取り急ぎで、少しずつ追記していきます。 解剖・病態 ・大後頭神経(greater occipital nerve)が最も障害されやすい(>小後頭神経)・疼痛分布の90%は大後頭神経に合致する・大後頭神経はC2由来→半棘筋(semispinalis)、僧帽筋を貫通する(下図)→同部位が […]

脊髄髄膜瘤による仰臥位失神

「仰臥位」になるときだけ再現性をもって頭痛と失神を生じ、「側臥位」では生じない症例がありました。最初全くわからず悩んだのですが、調べると色々わかってきました。 まとめ 髄膜瘤(meningocele):硬膜欠損により硬膜外にCSFが貯留する病態→先天性に椎弓欠損により生じる髄膜瘤 meningocele (硬膜に覆われる)と、椎体切除術後(月~年単位後、頻度0.007%-2%)、外傷後などに二次性 […]

髄液蛋白 CSF protein

髄液蛋白の基礎 ・蛋白とは?:アルブミン+免疫グロブリン ・髄液蛋白=①血液からの移行分(blood-CSF barrierを超えるもの)+②中枢神経産生分 髄液蛋白上昇の原因  1: “blood-CSF barrier”破綻(例:髄膜炎, ギラン・バレー症候群など) ・一般的に血液:髄液=200~400:1で蛋白は移行するとされています ・ここの”blood-CSF-barrier […]

脳症 encephalopathy

脳症(encephalopathy)という言葉はなかなかつかみどころがないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私(管理人)は脳症の意識障害診療上の位置づけを理解しているか?が意識障害診療の習熟度を如実に反映していると思います。今回は経験上の私見が多い記事ですが日常臨床の参考になりましたら幸いです。 脳症(encephalopathy)とは? 脳症(encephalopathy)①中枢神 […]

眼振 nystagmus

・まず最初に厳しい結論を申し上げると「眼振を理解しないかぎりめまい診療は絶対にできない」ということです。・めまい診療において症状の自覚症状は客観性に欠けあてにならないことが指摘されており(Mayo Clin Proc. 2007;82:1329- 1340.)、近年最も使用されている”Standing algorithm”も客観的な指標としての眼振をベースに議論をすすめるよ […]