低P血症 hypophosphatemia
1:P代謝 P(リン)は解糖系(glycolysis)・ATP産生などの重要な生体機能で担っています。Pはそのほとんどが細胞内に存在し(そのほとんどが骨:85%、その他肝臓・筋肉などの細胞内:15%)、血液中には0.1%しか存在していない。血液でPはは有機リン(ATPなど):10mg/dL程度、 無機リン(PO4):4mg/dL程度(こちらを血中濃度として測定している)として存在しています。 P正 […]
1:P代謝 P(リン)は解糖系(glycolysis)・ATP産生などの重要な生体機能で担っています。Pはそのほとんどが細胞内に存在し(そのほとんどが骨:85%、その他肝臓・筋肉などの細胞内:15%)、血液中には0.1%しか存在していない。血液でPはは有機リン(ATPなど):10mg/dL程度、 無機リン(PO4):4mg/dL程度(こちらを血中濃度として測定している)として存在しています。 P正 […]
MgはNaやKと比べると普段日の目を浴びない電解質ですが、影の存在として臨床上非常に重要なのでここでまとめます。 1:Mg代謝・生理 MgはATPからエネルギーを得る際、細胞膜のNa-Kポンプ機能維持など様々な生理的な役割を担っています。Mgはそのほとんど(99%)が細胞内(特に骨>>筋肉)に分布しており、血中のMgは体内総Mgの1%程度です。 細胞内にそのほとんどがあり、細胞外にはわ […]
1:K代謝の生理学 低K血症のchapterで詳しく解説したので、詳細はそちらをご参照ください。 K負荷に対する生体の反応をまとめると1:細胞内シフトによる緩衝2:腎臓からの排泄(6~8時間以内に起こる)の2点になります。低K血症のところでも解説しましたが、基本的に腎臓はKを排泄する力が十分にあります。よって高K血症が持続するためには、必ず腎でのK排泄障害が背景にあります。 2:高K血症の原因 高 […]
救急外来、病棟当直で1人で心電図を読み判断しないといけない場面は沢山あります。そこで最も重要なのは”STEMI”(ST上昇型急性心筋梗塞)をいかに見逃さずに素早く循環器Drにコンサルテーションするか?という点です。しかし、国家試験で勉強したときのような典型的なケースは実臨床では少なく、これは”STEMI”なのか?と頭をかかえることも多いです。悩ましい […]
病態・原因 “narrow QRS”は電気刺激が刺激伝導系を経由して心室へ伝わることを意味します。なので、基本的には「上室性」からの頻回な刺激が、房室結節からの刺激伝導系を経由して心室へ頻回な刺激が伝わることで”narrow QRS tachycardia”が生じます。 心電図では以下の流れで鑑別します。Step 1:RR間隔がirregularか? […]
1:徐脈の評価 ■心電図評価 まずは心電図のアプローチを考えます。以下の2stepでアプローチします。 Step 1:P波があるかどうか?Step 2:P波とQRS波の対応関係があるかどうか? その結果、以下の3パターンに分類されます。・P波がない場合:補充調律 洞停止、心房細動+3度房室ブロック・P波とQRS波の対応関係がある場合:洞性徐脈 *2:1房室ブロックに注意・ P波とQRS波の対応関係 […]
RNST: repetitive nerve stimulation test(別名:Harvey-Musland test)に関して解説します。重症筋無力症を疑った場合に検査をすることが多いですが、「RNST陽性≠重症筋無力症」という点に注意が必要です(あくまで神経筋接合部の異常を検出するための検査です)。ここでは2,3Hzで行う低頻度反復刺激に関して解説します。 1:方法 ■刺激強度:最大上刺 […]
血管奇形はそれぞれ名称と病態の対応関係がややこしいため、まとめます。 1: AVM (AV malformation:脳動静脈奇形)2: DAVF (dural AV fistula:硬膜動静脈婁)3: Carvenous hemangioma:海綿状血管腫4: DVA (developmental venous anomaly:静脈奇形)上記4つに分類します。以下にまとめ図を載せます。 ■ AV […]
1:分類まとめ 抗真菌薬は普段そこまで使用頻度が多くなく(血液腫瘍や免疫抑制患者を扱うことが多い先生は慣れていらっしゃるかもしれませんが・・・)、種類が多いため苦手意識を持っている方が多いと思います。 個人的には抗真菌薬はとりあえず下記4つ(フルコナゾール・ボリコナゾール・ミカファンギン・アムホテリシンB)を使用することができれば日常臨床で困ることはまずないのではないかなと思います(下記にまとめ図 […]
一過性全健忘(TGA: transient global amnesia・以下TGAと表記します)は日常臨床で比較的よく遭遇する疾患です(私は今年2~3か月に1回くらい)が、はじめて診療にあたったときは奇妙で不思議な感覚を今でも覚えています。臨床的な特徴をまとめます。 1:病態・誘因 一過性全健忘の「全: global」は「前向性健忘」と「逆向性健忘」いずれも含むことを表現しています。また一過性は […]