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集中治療・麻酔 おすすめ本紹介

初期研修の先生方がICUや麻酔科をローテートする際におすすめの教科書を紹介させていただきます。本の画像をクリックしていただくとAmazonのリンクに移動することが出来ます。 臨床にダイレクトにつながる 循環生理 元々”cardiovascular physiology concept”という本で素晴らしい本として有名でしたが、最近訳本が出ました。麻酔科、ICU、救急、循環器 […]

腎代替療法 RRT: renal replacement therapy

腎代替療法はその名の通り腎臓の代わりを担う治療で、臨床現場では全部まとめて「透析」といわれることが多いです。ここではその原理から分類、言葉の定義などを中心に解説していきます。 0:腎代替療法の適応 1:腎代替療法の原理 これらの余分な物質を血液中から透析液中へ除去するための原理として2つ「拡散(diffusion)」と「濾過(filtration)」が挙げられます。イメージとしては前者は受動的に勝 […]

感染症 おすすめの本

感染症は何科にすすむにしても極めて重要な領域ですので、初期研修中に基本をきちんと理解していくことが重要と思います。本も沢山出版されていますが(読んだことが無い本も沢山ありますが・・・)、自分が今まで読んだ本のなかで良かった物を紹介させていただきます。本の画像をクリックしていただくとAmazonのリンクに移動することが出来ます。 レジデントのための感染症診療マニュアル 著:青木眞先生 日本語で書かれ […]

VV-ECMO (veno-venous extracorporeal membrane oxygenation)

昨今のCOVID19流行により、私も現在救急集中治療のお手伝いをさせていただいております。そこでVV-ECMOの管理があり、必要最低限の知識は知っている必要があるため、勉強している内容を体裁させていただきます(なのでやや不完全な内容であったり、耳学問のところもありすみません)。2009年のH1N1インフルエンザによる急性呼吸不全でVV-ECMOが活躍した様に、今回のCOVID19でもVV-ECMO […]

腎臓内科 おすすめの本

腎臓内科をローテートする研修医の先生、また腎臓内科の勉強をすすめる内科の先生向けのおすすめ本を紹介させていただきます。(図をクリックしていただくとAmazonリンクに飛びます。) 1:臨床ですぐ役立つ内容 極論で語る腎臓内科 著:今井直彦先生 「極論」シリーズはどれも素晴らしい内容ですが、個人的には「腎臓内科」の極論が最も素晴らしいと思います。個人的に特に秀逸だと思うのは酸塩基平衡、血液ガスの解釈 […]

骨折ハンター 著:増井伸高先生

分野:整形外科(下図をクリックするとAmazonサイトへ移動できます) 私は整形外科を初期研修でローテートしておらず、初期研修のときも当直で整形外科疾患は沢山診ますが、ずっと苦手意識をかかえていました。3年目から内科専行となり整形外科疾患を診る機会がめっきり減ったさなか、5年目に赴任した病院では当直で整形外科救急も診察しないといけないことになり、とても焦りました・・・。そこで本屋さんで整形外科の本 […]

COVID19 私たちに何が出来るか? 日常生活編

ここでは医療従事者でない方々向けに昨今のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症:日本ではこの呼称での報道が多いので以下「新型コロナウイルス感染症」と表記します)に関して、日常生活で何を気を付ければよいかに関してまとめました。 1:新型コロナウイルスって何? 新型コロナウイルス感染症はその名の通り「ウイルス」による感染症です。人間に感染する病原体は大きくわけると「ウイルス」と「細菌」の2つに分類 […]

腹痛 abdominal pain

私は救急外来での腹痛診療が苦手です。致死的疾患が多いこと、鑑別疾患が多いこと、造影CT検査まで行っても必ずしも診断が付かない場合があることなど理由は沢山あります。恐い経験を沢山積むとついつい造影CT検査の閾値が下がり検査過剰になってしまう場合もあります。「腹痛診療でなんでもかんでも造影CT検査となってしまうことを避けたい」という思いから、「いかに解剖・病態生理を腹痛診療に活かすか?」というテーマで […]

高Ca血症 hypercalcemia

1:Ca代謝まとめ Caはその99%が骨に存在しますが、それ以外に平滑筋の収縮・神経伝達・心筋の刺激伝導・血液凝固など重要な働きをもつ電解質です。 Ca代謝にとって重要な解剖とホルモンは下記の通りです。・解剖:腸管・血液・骨・腎臓・副甲状腺・ホルモン:PTH(副甲状腺ホルモン)・活性型VitaminD ホルモンでは特にPTHが重要で、血中Ca濃度が低下すると1:骨吸収によりCaを血中へ2:VitD […]

高P血症 hyperphosphatemia

1:高P血症の病態生理 PはATP産生・解糖系など人体の機能維持に非常に重要な役割を担っています。このため人体はP欠乏に対してPを保持する機序を発展させてきましたが、逆にP過剰に対する有効な防御方法を身に付けていません。 高P血症による直接的な症状はありませんが、血管平滑筋細胞の骨、軟骨細胞への形質転換が起こる骨ミネラル代謝異常(血管石灰化・動脈硬化促進など)が問題となります。高P血症はCKD患者 […]