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腎臓 酸塩基・輸液

血液浄化療法 plasmapheresis

0:血液浄化療法の分類 血液浄化療法(Plasmapheresis)は血液中の血漿成分(血球ではなく)を体外に除去する方法で、免疫疾患で血漿中のガンマグロブリン、補体、サイトカインなどを除去する目的で行う治療法です。どの大きさの分子量を除去するかによって大きく以下の方法に分類されます。 ・単純性血漿交換 Therapeutic Plasma exchange (TPE) *いわゆる血漿交換・血漿吸 […]

利尿薬 diuretics

1:Na排泄と作用部位 利尿薬は尿細管でのNa再吸収を阻害することで、尿中Na排泄量を増加させ、体液量(正確には細胞外液量)を減少させる働きがあります。なぜNa量を調節するのかというと、Na量は細胞外液量と対応しているからです。これは水代謝のところでも話ましたが、再度体裁します(詳細はこちらをご参照ください)。 Naは血管壁を挟んで血管内と間質を自由に行き来することが出来ますが、細胞膜を挟んで細胞 […]

高Na血症 hypernatremia

1:病態 高Na血症の病態を理解するためには水代謝の理解が必要で、水代謝のチャプター(こちら)をもしよければご参照ください。高Na血症の病態で重要な点は、高Na血症はNa量の問題ではなく、水(H2O)代謝の問題だということです。ここから先は低Na血症でも話ことと一部同じ内容になります。 私たち人間は体液を調節する機序として「容量調節(volume regulation)」と「浸透圧調節(osmor […]

尿浸透圧

1:尿浸透圧は調節できる必要がある 尿浸透圧が血中浸透圧と同じ値しか取れなかったとするとどうなるでしょうか?例えば私がポテトチップスを食べて血中Na濃度が上昇した場合を考えます(私はストレスがたまった時に体質的に酒が飲めないのでポテトチップスをばくばく食べる悪いくせがあります・・・)。ポテトチップスの塩分により血中浸透圧(正確には張度)が上昇し、視床下部がこれを感知して下垂体後葉からADHを分泌し […]

低Na血症 hyponatremia

1:病態 低Na血症の病態を理解するためには水代謝の理解が必要で、水代謝のチャプター(こちら)をもしよければ予めごらんください。。低Na血症病態の本質は、低Na血症はNa量の問題ではなく、水(H2O)代謝の問題だということです。 私たち人間は体液を調節する機序として「容量調節(volume regulation)」と「浸透圧調節(osmoregulation)」の2つを兼ね備えています。Na濃度が […]

水代謝の理解へ

1:容量と浸透圧 低Na血症の理解がなぜ難しいかというと、水代謝を評価する際に「容量」と「浸透圧」(正確には水の移動に関係するのは張度:tonicityという概念ですがここでは分かりやすくするために浸透圧:osmolalityで表現します)という2つの概念を同時に評価しないといけない点にあります。低Na血症の完全な理解のために、ここではまず「容量」と「浸透圧」という概念を理解することを目標とします […]

腎代替療法 RRT: renal replacement therapy

腎代替療法はその名の通り腎臓の代わりを担う治療で、臨床現場では全部まとめて「透析」といわれることが多いです。ここではその原理から分類、言葉の定義などを中心に解説していきます。 0:腎代替療法の適応 1:腎代替療法の原理 これらの余分な物質を血液中から透析液中へ除去するための原理として2つ「拡散(diffusion)」と「濾過(filtration)」が挙げられます。イメージとしては前者は受動的に勝 […]

高Ca血症 hypercalcemia

1:Ca代謝まとめ Caはその99%が骨に存在しますが、それ以外に平滑筋の収縮・神経伝達・心筋の刺激伝導・血液凝固など重要な働きをもつ電解質です。 Ca代謝にとって重要な解剖とホルモンは下記の通りです。・解剖:腸管・血液・骨・腎臓・副甲状腺・ホルモン:PTH(副甲状腺ホルモン)・活性型VitaminD ホルモンでは特にPTHが重要で、血中Ca濃度が低下すると1:骨吸収によりCaを血中へ2:VitD […]

低P血症 hypophosphatemia

1:P代謝 P(リン)は解糖系(glycolysis)・ATP産生などの重要な生体機能で担っています。Pはそのほとんどが細胞内に存在し(そのほとんどが骨:85%、その他肝臓・筋肉などの細胞内:15%)、血液中には0.1%しか存在していない。血液でPはは有機リン(ATPなど):10mg/dL程度、 無機リン(PO4):4mg/dL程度(こちらを血中濃度として測定している)として存在しています。 P正 […]

Mg代謝

MgはNaやKと比べると普段日の目を浴びない電解質ですが、影の存在として臨床上非常に重要なのでここでまとめます。 1:Mg代謝・生理 MgはATPからエネルギーを得る際、細胞膜のNa-Kポンプ機能維持など様々な生理的な役割を担っています。Mgはそのほとんど(99%)が細胞内(特に骨>>筋肉)に分布しており、血中のMgは体内総Mgの1%程度です。 細胞内にそのほとんどがあり、細胞外にはわ […]