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2020年7月12日

脊椎硬膜外膿瘍 SEA: spinal epidural abscess

病態 硬膜外脂肪識へ細菌感染をきたす病態です。以下に簡単に脊椎領域の硬膜外腔の解剖を示します。 部位 血行性に膿瘍を形成する場合、膿瘍部位は硬膜外の後方が多いとされています。理由は後方の方が前方と比べて”infection prone fat”(つまり感染する脂肪が多い)とされ、胸腰髄領域が硬膜外腔が広く、静脈叢が低圧であることから感染をきたしやすいとされています。化膿性脊 […]

Flail arm syndrome

Flail arm syndromeは様々な表現をされますが(たるに人が閉じ込められた様にみえることからman-in-the-barrrel syndromeという表現など)、運動ニューロン疾患の亜型として有名な症候群です。上肢の近位筋優位・左右対称性に進行性の筋力低下・筋萎縮をきたし、下肢筋力低下や球症状をほとんど伴わないことが特徴とされています(錐体路徴候も認めない場合が多いです。以下の写真は […]