DOAC: direct oral anticoagulants 直接作用型経口抗凝固薬

1:薬剤のまとめ

以下にDOACそれぞれの特徴をまとめます。
腎機能により薬剤量は調節が必要です。すべての薬剤でCCr<15 ml/minの場合は禁忌となり、ワーファリンを選択します(ワーファリンは透析患者での抗凝固に関しては出血合併を増加させるだけで血栓症は減らさない可能性があり注意が必要です)。 read more

膠質液(colloid)まとめ

1:体内の分布

膠質液はcolloidとも表現され、血中の浸透圧を保つ高分子輸液製剤のことをさします。理想的には膠質浸透圧が保たれているため、下図のように全て血管内に分布するはずです(細胞外液、細胞内液、血管内と3つのコンパートメントに分類すると)。 read more

細菌性髄膜炎 bacterial meningitis

0:はじめに

細菌性髄膜炎は市中感染症の中でも最もemergencyな疾患であるが、3次救急を扱う総合病院でも1か月1例はないような稀な疾患である。稀な疾患ではあるが、医療者が出来る予後を改善する唯一の方法が素早い治療介入であり、その臨床像をつかむことと、初期対応に関して習熟することは極めて重要である。 read more

CKD(慢性腎臓病) 病態

1:CKDの病態

まず原疾患によって「ネフロン」の喪失が起こる。そうすると、糸球体濾過量を保つために「残っているネフロン」が普段より頑張ることになる。そうすると残ったネフロンにかかる負担が大きくなり、「糸球体内圧」が上昇する。糸球体内圧が上昇するとその糸球体にダメージが及び、その残っているネフロンも喪失してしまう。ネフロン数は出生時に決まっており、そこから増加することはないため、新しくネフロンを動員することは出来ない。CKDの病態はこうした悪循環の中にある。 read more

糸球体 解剖と病態

1:糸球体の解剖

糸球体は4つの構造で成り立つ。
1:上皮細胞(最も外側に位置し、蛋白漏出を防ぐ役割)
2:基底膜(上皮細胞を裏打ちしており、バリアの構造)
3:血管・血管内皮細胞
4:メサンギウム(最も内側に位置し、これらの構造をつなぎとめる糊の様な役割) read more