尿浸透圧

1:尿浸透圧は調節できる必要がある

尿浸透圧が血中浸透圧と同じ値しか取れなかったとするとどうなるでしょうか?例えば私がポテトチップスを食べて血中Na濃度が上昇した場合を考えます(私はストレスがたまった時に体質的に酒が飲めないのでポテトチップスをばくばく食べる悪いくせがあります・・・)。ポテトチップスの塩分により血中浸透圧(正確には張度)が上昇し、視床下部がこれを感知して下垂体後葉からADHを分泌します。するとADHが腎臓集合管に作用して水チャネル(AQP2)を発現し、間質との浸透圧較差を利用してH2O再吸収を行うことで血中浸透圧を正常化させます(下図)。 read more

低Na血症 hyponatremia

1:病態

低Na血症の病態を理解するためには水代謝の理解が必要で、水代謝のチャプター(こちら)をもしよければ予めごらんください。。低Na血症病態の本質は、低Na血症はNa量の問題ではなく、水(H2O)代謝の問題だということです。 read more

水代謝の理解へ

1:容量と浸透圧

低Na血症の理解がなぜ難しいかというと、水代謝を評価する際に「容量」「浸透圧」(正確には水の移動に関係するのは張度:tonicityという概念ですがここでは分かりやすくするために浸透圧:osmolalityで表現します)という2つの概念を同時に評価しないといけない点にあります。低Na血症の完全な理解のために、ここではまず「容量」と「浸透圧」という概念を理解することを目標とします。 read more

低P血症 hypophosphatemia

1:P代謝

P(リン)は解糖系(glycolysis)・ATP産生などの重要な生体機能で担っています。Pはそのほとんどが細胞内に存在し(そのほとんどが骨:85%、その他肝臓・筋肉などの細胞内:15%)、血液中には0.1%しか存在していない。血液でPはは有機リン(ATPなど):10mg/dL程度、 無機リン(PO4):4mg/dL程度(こちらを血中濃度として測定している)として存在しています。 read more

尿電解質

尿電解質を理解せずして「電解質異常」と「酸塩基平衡」を語ることは出来ません。ここではそれぞれ尿電解質(特にNa, K ,Cl)の役割を簡単にまとめます。 read more