昨日から本日にかけて日本神経学会主催の医学生や研修医の先生向けの脳神経内科の勉強をする、オータムキャンプに参加させていただきました。主幹の北海道大学脳神経内科の先生方本当にお疲れ様でした。
私は2日目に”プライマリケア・救急で活躍する脳神経内科”というテーマで5例の症例を通じて話させていただきました。伝えたメッセージとしては、普段病名から鑑別を挙げることに慣れ過ぎているがNeurologyでは”病巣”を考えないと次の検査も決まらず診断が迷走すること、動かない四肢は服を脱がせて観察すること(実は骨折や偽痛風、蜂窩織炎など)、基本的な身体診察がNeurologistにとっても重要であること、「脳ではない」というNeurologistにならないようにすることを症例を通じて話させていただきました。
思った以上に多くの医学生、研修医の先生方が参加されており、倍率も2倍くらいで抽選になったということで驚きでした。
またブログの影響力が私が想像していたよりも大きく、医学生や研修医の先生方からすごく認知されており驚きました・・・。懇親会などで沢山の方から「本読んでます!」、「ブログみてます!」と話しかけてもらえて嬉しかったです。実はこの会に講師として依頼をいただいたのもブログの「お問い合わせ」欄からなので、ブログ・ホームページの力絶大です(みなさんブログ・ホームページを是非やりましょう!参考までにこちらのリンクに私が書いたブログの始め方のnote記事もありますー)。名刺を沢山持って行ったのですが全てなくなるとは思いませんでした・・・。
またNeurologyのlegendaryな先生方と直接お話でき、とても暖かいお言葉をかけていただき明日からの大きな励みになりました。私は大学院に行っておらず研究をしていないですし、あまり本流の脳神経内科医ではないこともあり、正直いままでうっすらと「若手の神経内科医が生意気だな」と思われていないか少し不安だったのですが・・・、全くそのようなことはなく、神経内科の諸先輩方が皆様とても優しく暖かく応援の言葉をかけてくださりとても嬉しかったです。
今回の神経学会の仕事を通じて、改めて「初期研修医の先生やプライマリケア・総合診療科・総合内科・救急救命科の先生方」とNeurologyをつなぐ架け橋になることが自分のlifeworkなのではないか?と強く感じました。私自身非常にこれからもっと頑張らなくては!と思う会になりました。
ご参加された学生さんや初期研修の先生方、医學事始のお問い合わせ欄(こちら)から連絡いただければお返事させていただきますので是非遠慮なく連絡してください!ありがとうございました。
現地で写真色々撮ったのですが、ほとんどの写真がどなたかが映っているので提示できず・・・、その結果全く映えないかつ食べ物の選び方センスを疑われるホテルの朝食バイキングの写真くらしかありませんでした・・・。