全ての内容を以下から引用
ACR Manual on Contrast Media 2024 ACR Committee on Drugs and Contrast Media
副作用
・頻度0.07-2.4% *全体としてヨード造影剤よりも頻度低い
・アレルギー反応:多くなく頻度は幅があり0.004-0.7%
・アナフィラキシー反応:0.001%-0.01%
*単施設コホート研究 アレルギー反応頻度 0.15% (内訳:軽度0.13%, 重度0.006%(6/100,000例))
リスク因子
①ガドリニウム造影剤へのアレルギー既往はリスク8倍あり
→再度使用する場合は別の造影剤に変更する方法があるが、それによりアレルギー反応を減らすことを示した研究はない
②喘息やその他アレルギー疾患は軽度のリスク上昇あり(一般人口と比較して)
→多くの施設は特別な処置をしていない(極めて全体として稀であるため)
*ヨード造影剤とガドリニウム造影剤に交差反応はない
NSF(nephrogenic systemic fibrosis)
こちらのまとめを参照ください
造影剤漏出
・頻度 0.05% *動物実験では皮膚~皮下組織にかけての障害はヨード造影剤よりもガドリニウム造影剤の方が軽度
・重度の障害になることは極めて稀である